2020年12月15日(火)
上昇中 [漢方薬]
コロナ関連で、漢方薬の出荷にも変化がおこっているそう。
前年と比べて上昇している漢方は、
O半夏厚朴湯
これは、コロナによって不安感を訴える方が増えたかららしい。この薬は、身体の中の気の流れが滞っているときに使う。のどのつまり感に有効で心の不安感を改善してくれる。
お子さんの場合は、99小建中湯や72甘麦大棗湯が増えているかな。
㊶補中益気湯
身体の免疫をあげて感染症にかかりにくくする。
コロナの予防に、受験生の風邪予防にも。
だるい、しんどい、食欲不振をキーワードに。
62防風通聖散
私は、ほとんど処方していないが、自粛で自宅にいることが多くなりコロナ太り、肥満が気になっている人に処方されるそう。だけど、漢方薬だけでダイエットできたら、世の中に肥満の人はいなくなる。防風通聖散だけでやせることはありえないけど.....。
58清上防風湯
この薬の伸び率がNO1らしい。
これはニキビに有効な漢方薬。特に赤にきびによい。
マスクでニキビを相談されることが小児科でも増えている。
ちなみに、白ニキビには㉓当帰芍薬散、青ニキビには㉕桂枝茯苓丸。他にはE十味敗毒湯は錠剤もあり、思春期のお子さんに好評。
@葛根湯、㉗麻黄湯
風邪をひいたら、すぐに漢方薬を飲むことができれば早めに撃退できる。自分にあった風邪漢方を置き薬として持っていると便利。
以上は全体の傾向だけど、当院でも昨年と漢方薬の処方内容は変化している。以前は風邪に対する漢方薬がメインだったけど、最近は心のトラブルで漢方薬を処方することも増えた。大人の方が不安になるぐらいなので、お子さんはなおさら。体質にあった漢方薬を飲んで、元気にこの時期を乗り切ることができればと思う。
Posted by さかざきひろみ at 15時11分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2020年12月13日(日)
漢方トレーニングキャンプ [漢方薬]
本来なら、3月に1泊2日で開催予定だった。
それが、コロナで延期。
やっと12月に2週続けて開催されることになった。
会場とWEBのハイブリッドで、パソコンや機材がいっぱい。
今回は、症例検討ディスカッションが面白い。
会場の人は八幡先生担当。
私と福原先生はZOOMでグループディスカッション。
症例提示があって、どんな処方がよいか5分で考える。
ZOOMだけど、他の先生方とお話しできるのが楽しい。
5分はあっという間。もっと色々お話ししたい。
初めて今回、透明のマスク。
よくアナウンサーの方がつけている口元だけが隠れるもの。
これは、スカスカ。なんかつけている感じもしない。
でも、マスクで講演したら、鼻が低いからどんどんずり落ちてっしまうのよね。
自分の話がおわったら、慌ててマスクを装着。
最後に、一瞬マスクをとって記念撮影。
来週も宜しくお願いします!
Posted by さかざきひろみ at 18時48分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2020年12月12日(土)
外来状況 [クリニック情報]
12月なのに暖かい。
でも、クリニックに来院されるお子さんは厚着が多い。
赤ちゃんがモコモコになって、しかも抱っこひも。
診察時には汗がいっぱい。
冬なのに、あせもトラブル。
朝夕寒かったりするので、お洋服が難しい。
小さい赤ちゃんには、ついついたくさん着せてしまう。
だけど、お子さんたちはママよりも暑がり。
ママより1枚少な目のお洋服がいい。
室内は気温が高いので、すぐに脱げるお洋服がいい。
急に湿疹が増えてきた場合、すこし薄着にしてみてね。
感染症としてはインフルエンザはゼロ。
このまま流行しないかも。
高熱のお子さんもちらほら。
ご両親やまわりの大人にコロナの感染がなければ、まずコロナの可能性は低い。
扁桃に白苔がついていた場合はアデノウイルス。
1歳前後で高熱だけど元気な場合は突発性発疹。
しんどそうなお子さんは、他の重症感染症を疑うが、血液検査は悪くない。いつも川崎病に注意するが、最近しばらく診ていない。
あとウイルス性胃腸炎。
例年ほど流行しないが、嘔吐や下痢で来院される。
年末恒例のクリニックの大掃除は私が検診でいない間に、皆がしてくれた。お掃除するとクリニックが明るくなる。
今年もあと2週間。
来週はとっても寒くなるらしい。
体調管理に気を付けたい。
やっと、おうちの紅葉も色づいた。
お花が増えると、アレンジが楽しい。
Posted by さかざきひろみ at 20時24分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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