2022年09月08日(木)

短縮.......

新型コロナウイルス感染症の陽性者の療養期間が短縮された。
9月の下旬ぐらいからかなと思っていたが、
突然、昨日夜に首相と厚労大臣の発表で7日から運用開始とのこと。

ただし、10日間が経過するまでは感染リスクが残存するために感染対策を徹底することとなっている。もちろん、基礎疾患のある人や高齢者と会うのは避けないといけないし、会食を控えることも必要。

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実際に、10日間過ぎれば感染力はかなり低くなるが、7日までだとまだ感染リスクは残る。

厚生労働省の専門家会合に出された資料によると、症状がある人でウイルスが検出されたのは発症した日を「0日」として、7日目には17%、8日目には9%、9日目には4%となっていて、10日目には2%。
8日目はまだまだ確率が高い。

一方無症状の人は、
検査で確認された日を「0日」として、5日目には18%、6日目には10%、7日目には6%、8日目には3%、9日目と10日目には1%。

外来でのケースで、パパが発症して10日目、明日から療養解除するという日に、お子さんが発熱して陽性ということもあった。先日は、姉がコロナで10日目に妹が発熱するとこともあった。ずれて発症したので、合計20日間もママは仕事にいけない。そんなケースは結構多い。

家族内だと、後半は気も緩んでつい、接触してしまう。
7日で解除された場合、大人で完全にマスクして、食事するときも1人でなら大丈夫かもしれない。

しかし、マスクができない3歳未満のお子さんも7日間で登園するのは、難しいのではないかと思う。

また、マスクができても、幼稚園や小学生の場合、給食の時に、1人で食べるのは難しいし、ついお友達とお話しもしてしまう。
また、密着して遊ぶことも多い。
小さいお子さんたちが、感染対策を徹底するのはほんとに難しいと思うのだが.....。
 

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大好きなオクラと桃。
でっかいオクラに大喜び〜。

Posted by さかざきひろみ at 19時43分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2022年09月06日(火)

親指が

「この子、親指が曲がったままです」と、時々相談されることがある。

ばね指かなと思って、いつも小児整形外科に紹介させてもらっていた。
こういった場合に、一番多いのが「強剛母指」というものらしい。

大阪小児科医会会報に保坂先生が詳しい記事を書いて下さった。

「強剛母指」は、親指の第一関節が曲がった状態で、たいてい親指のつけに硬いしこりがある。

これは、親指の腱が太くなっておこるのだが、太くなる原因は不明。
「強剛母指」は自然に治ることが多く、小学校入学ぐらいまでは経過観察でよいとのこと。

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「強剛母指」日本整形外科学会HPより

「ばね指」というのは、腱が太くなるのでなく、腱をおおう鞘が炎症をおこして腫れて、腱がとおるトンネルが狭くなるのが原因。
子どもではなく、更年期の女性に多く、妊娠出産期の女性にも見られやすい。
子どもはばね指ではないのね。
 
他にも「握り母指症」というのがあって、これは、親指の第2関節で曲がっていて、第1関節は伸びている。
こちらは、親指の腱が一部なかったり機能が悪かったりして、装具をつけるので、手外科専門の整形外科に紹介する必要がある。

親指が伸びないという訴えでも、原因は色々違う。

Posted by さかざきひろみ at 19時02分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2022年09月04日(日)

お天気頭痛 [漢方薬]

台風が沖縄あたりにいるので、気圧の変動が強いよう。
台風、梅雨、雨の日は頭痛を訴える人がふえる。

女性の方に多いけど、お子さんにも結構多い。

気圧の変化があると、身体の水のバランスが崩れやすい。
頭痛以外にも、身体がむくんで重だるい感じにもなる。

そんな時はまずはP五苓散。
身体の水のバランスを是正してくれる。

ただ、五苓散だけではうまくいかないケースもある。
気圧の変化があると、身体の気の流れも異常がおこる。
本来なら、「気」は上から下へ流れるのだが、その気が逆上してしまって、頭痛やめまいをおこす。
これは、東洋医学でいう「気逆」。

その場合は、水のバランスをよくする蒼朮茯苓と気の流れをもとにもどす桂枝と甘草の入った ㊴苓桂朮甘湯がが効果的。

OTCでは、五苓散はテイラック。
      苓桂朮甘湯はノイスホール。

他には、冷えが強く頭痛が激しい場合は呉茱萸湯、
胃腸が弱く、体力が低下している場合は半夏白朮天麻湯、
月経トラブルもあれば、当帰芍薬散や加味逍遥散など色々な処方がある。

ただ、漢方薬を飲めば大丈夫というわけでなく、冷えや胃腸機能の低下、食生活の乱れ、ストレス、運動不足、睡眠不足、姿勢なども影響していて、それを改善しないとなかなかうまくいかない。
でもそれが一番難しい。

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Posted by さかざきひろみ at 18時40分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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