2022年09月17日(土)

外来状況 [クリニック情報]

大型台風が近づいているようで、大阪も風が強い。

外来では、気圧の変化で、頭痛、身体がだるいと訴えるお子さんたちもいる。
頭痛もちのママ達もこういう時期が大変そう。
私は頭痛はでないけど、ふわふわして身体が重い。
私の対処法は、P五苓散と㊴苓桂朮甘湯を飲んで、運動して汗をかく。

また、この時期は喘息が悪化しやすいので要注意。
イネ科のアレルギーなんかもあるかな。

新型コロナは減っていたが、小学校などで、学級閉鎖があったようで、また少し増えてきたかも。
なかなかゼロにはならない。

幼稚園とかで、熱がでたら検査して陰性でないと登園できないとうお子さんもいる。
検査が必要かどうかは、医師の判断。
熱がでてすぐ検査しても陰性だし、明らかに手足口病のお子さんは、さすがに必要ない。

他には、手足口病、ウイルス性胃腸炎、高熱の夏風邪など。

凄く流行していたヒトメタニュウモウイルスは少し減ってきた。
キットが足りなかったときに、さっちゃん先生がたくさんのキットを送って下さった。
しかもお菓子やお塩も一緒に。
ほんまにありがとうございます。

画像(320x177)・拡大画像(640x355)

これは、ヒトメタニュウモウイルスの熱型。
1日おきぐらいに外来通院して頂き、途中細菌感染の合併もなく、6日目になってやっと解熱。
咳もひどいし、大変だけどお子さんもママも頑張って、ちゃんと乗り越えている。
「頑張ったね」っていっぱい褒めてあげたい。

画像(186x240)・拡大画像(499x640)

Posted by さかざきひろみ at 19時42分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2022年09月15日(木)

横線の意味 [漢方薬]

ツムラさんの漢方薬は1番から138番まで。
だけど、欠番があるから全部で128種類。
欠番は、4,13,42,44,49,94,129,130,131,132。
縁起が悪い番号のものはない。

この番号の意味は特に決まりはなくて、ツムラさんの研究者が当時実験ノートにつけていた番号とのことで、深い意味はないとのこと。

難しい漢字が読みにくくて、お子さんたちは「先生、今日は99番と2番くださ〜い」など、番号で呼んでいることが多い。

ただ、関連のある処方は少し似たような雰囲気の番号が付けられている。
F八味地黄丸→107牛車腎気丸(F+牛膝 車前子)
O半夏厚朴湯→116茯苓飲合半夏厚朴湯
P五苓散→117茵蔯五苓散(P+インチンコウ)
R小青竜湯→119苓甘姜味辛夏仁湯(小青竜湯の裏処方で麻黄が含まれない)
㉕桂枝茯苓丸→桂枝茯苓丸加ヨクイニン
㉗麻黄湯→127麻黄附子細辛湯

あと、最近知ったのだが、包装の横線にも意味があった。

以下に並べてるのをじっと見てたら気づくかな?

画像(60x90)
画像(67x101)・拡大画像(255x382)
画像(63x96)
画像(67x101)・拡大画像(141x209)
画像(66x101)

画像(61x91)
画像(66x99)
画像(60x94)
画像(64x94)
画像(67x101)

画像(71x106)
画像(67x101)
画像(69x108)

一桁の番号の線は短いのが1本
10番代は1本、20番代は2本、30番代は3本、40番代は4本
50番代は太いせんが1本
60番代は太い線1本と細い線1本 以下2桁は同様。
100番代は太い線2本
例えば138番だと太い線2本と普通の線が3本となる。

私は言われるまで気付かなかった。
色々細かいところまで考えてはるのね。

孫っぴは、「孫っぴのは99番や、婆のは何番? ママのは何番?」と いつも質問する。
「今日の婆のは、17番と39番、ママのは109番」と言うと。
「そーなんかあ。ピンク一緒やな」

Posted by さかざきひろみ at 19時21分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2022年09月13日(火)

フクロウさんとヒバリちゃん

漢方の大家の山本巌先生が、人をフクロウ型とヒバリ型にわけて、その特徴を示されている。

フクロウ型は、
・朝起きるのが苦手
・朝は頭がぼーっとしているが,夕方から夜にかけて最も元気.
・夜はなかなか寝つけない.
・体力がなく疲れやすい. 頭痛,めまい.
・吐き気,胃痛などの消化器症状.

現在、久留米大学先進漢方治療センターでは、フクロウ型外来なるものがある。 
起立性調節障害は、フクロウ型体質の一症状とのこと。

惠紙 英昭先生はフクロウ型には、㊴苓桂朮甘湯が有効で、
倦怠感が強ければ、それに㊶補中益気湯を追加するのがよいと言われている。

さらに惠紙先生は、姿勢が悪い猫背のお子さんも多いことを指摘されている。その場合には、ストレッチも合わせて指導されているそう。姿勢の悪さも身体のバランスに悪影響を及ぼす。
漢方薬だけではなく、養生もとても大切。

ヒバリ型は、
・早寝,早起きで朝から食欲旺盛.
・1日中,元気で活動できる.
・骨格や呼吸器,循環器,胃腸が丈夫.

ただヒバリ型は、体の無理が利くため,暴飲暴食を重ねがちで,中高年になって高血圧や糖尿病などの生活習慣病に悩む傾向があるらしい。

実は私は、めちゃくちゃヒバリ型。
ただ、太るのが嫌なので、暴飲暴食はしなかった。
そのおかげで、今も元気。

ちなみに、フクロウ型は、40歳をすぎると体調不良の訴えが減り、60歳以降は元気で長生きする傾向があるそう。

すべての人が、これにあてはまるわけではないけれど、フクロウとヒバリの考え方、なかなか面白い。

Posted by さかざきひろみ at 19時35分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

過去の記事へ

ページのトップへ ページのトップへ

9

2022


        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

検索


カテゴリーリスト

最近の記事

最近のコメント

RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2006 さかざKIDSブログ All right reserved.2006 Sakazaki Kodomo Clinic.