2016年02月27日(土)
今週も [クリニック情報]
インフルエンザが減らない。圧倒的にB型が増えてきた。
今検出されているのは、A型が2種類(AH1pdm09、AH3亜型)とB型の3種類。
したがって、AもBも罹ったお子さん、Aが2回とBも罹ってしまったお子さんもいる。
AとBのどっちがきついですかとよく質問されるのだけど、どちらも高熱でしんどいお子さんもいるし、どちらも軽くすんでしまう方もいて個人の免疫力によって違う。
しいていえば、B型のほうが嘔吐や下痢などの胃腸症状がある。症状はAより少しましなケースが多いが、抗インフルエンザ薬を使ってもだらだらと熱が長引くケースがある。
AもBすぐに解熱してずっと元気なお子さんもいるが、この熱型表のように2波性の熱になるお子さんも多い。
最初は熱だけだけど、ちょうど2回めの熱が上がるころから咳や鼻水がひどくなる。
どちらにしろ、インフルエンザワクチンを接種されているお子さんのほうが症状が軽い印象。また、家族全員で接種されている方は、比較的家族内感染も少ない。
インフルエンザは感染力が強く、私達にとって強敵。
罹ってしまうかもしれないが、できれば重症化を防ぐために、罹らないように、他人にうつさないように、家族を守るためにワクチンは大切だといつも思う。今日は、すでに来年のフルミストの予約をされた方もいたのでびっくり。
Posted by さかざきひろみ at 18時52分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
私の書き方すこし、紛らわしかったですね。B型が3種類あるようにも読み取れてしまいます。ごめんなさい。今流行しているのは、A型2種類とB型1種類です。
ですから、最大は3回ですね。
質問です。
今年の型は5種類あるということですか?
最悪、5回罹患する可能性があるということなんでしょうか??
Aが2回、Bも1回罹患した方がいると書いてありますが、それが最大なんですか?この方もあと2種類の方に罹患する可能性があるということなんでしょうか??