さかざＫＩＤＳブログ

片頭痛がひどい。
ロキソニンもだんだん効かなくなってきた。
頭痛外来でMRIなど精査されるも、異常なし
それで、トリプタン製剤を処方してもらったけどいまいち。
そんな方におすすめが㉛呉茱萸湯。
これが気に入っているママも多い。

すべて温める生薬

㉛呉茱萸湯の構成生薬はすべてが身体を温める方向。
冷えと水のバランスが悪い人。
さらに胃腸がちょっと弱い体質の人におすすめ。

呉茱萸は呉茱萸はミカン科のごしゅゆの果実。温めて痛みをとる作用がある。
新見先生曰く、トリプタン製剤を飲んでいる人で5人に1人はトリプタン製剤がほぼ不要に、5人に3人は使用頻度が減少、5人に1人は効かないとのこと。

ただ、これがとってもマズイ。
「まずくない？」とお聞きすると、
「まずいけど、飲めます]と言う方には効くことが多い
「まずいけど、これを飲んだら楽になるんで」と言う方には有効。
「まずくて、吐きそうになって苦しくて無理」そんな方には効かない。

先日クリニックで皆で㉛呉茱萸湯を試飲をしてみた。
まずいけど、飲めるという意見と、これを飲んだら、気持ち悪くなる、またこんなまずいもん絶対飲まれへんというスタッフも。
その人によって違う。
私も試飲してみたが、舌がしびれて後味がめっちゃ苦いけど、別にいやではない。

すべて冷やす生薬

一方、ちなみに、呉茱萸湯と正反対でかっかしたのを鎮める、身体を冷やす方向の薬は�N黄連解毒湯。
これもめっちゃまずい。クリニックにはなかったので、�Nをまるまる含んでいる57温清飲を飲んでみた。
これは、私は無理や。でも㉛が無理なスタッフはこちらのほうがましと。
冷えがある人は㉛呉茱萸湯が飲めるけど、かっかして暑い人は、飲めない。逆に冷えがある人は黄連解毒湯は飲めないが、かっかしている人はこれをのむと楽になる。

味があうと効くことが多い。これを味証という。漢方薬は奥が深い。

ただ、お子さんは例外かな。
うちの孫っぴ、99小建中湯や�I柴胡桂枝湯は、お湯で溶いてゴクゴク飲む。122排膿散乃湯は大泣きして嫌がり、無理やり飲ませたが、とっても効いた。