さかざKIDSブログ

2021年06月17日(木)

子どもへの新型コロナワクチン

ファイザー社のワクチン、コミナティの接種対象者は、今まで16歳以上であったが、12歳以上に訂正された。それで、ママ達から外来で色々質問される機会もふえた。

私は、
12-15歳のお子さんの場合は、
お子さんに感染させるのは、周りの大人なので、まずは両親、祖父母、学校や園の先生たちが接種することが大切。
COVID感染で重症化する基礎疾患があれば、接種したほうがよいけど、健康なお子さんは軽症であることが多いので、今あわてて接種しなくてもよいかもしれない。
これから始まる16-64歳までの接種がもう少し進むまで、少し様子をみていいよとお話ししていた。しかし、今後ウイルスが変異していって、感染状況が変わるとそれもまた変わってしまう。答えはひとつでなく、なかなか難しい。

実際、15歳以下のお子さんのワクチンについては色々な考えがあるが、先日、日本小児科学会、日本小児科医会から見解がだされた。

日本小児科学会の見解
日本小児科医会の見解

まとめてみると、
@お子さんをCOVID19から守るためには、周囲の成人(子どもに関わる業務従事者等)への接種が重要。
A重篤な基礎疾患のあるお子さんは、COVID19感染の重症化をふせぐことが期待される。
B健康なお子さんの接種には、メリット(感染拡大予防など)やデメリット(副反応など)を本人と保護者の方が十分理解して、接種前・中・後にきめ細やかな対応が必要。

結局、これも絶対こうしたほうがいいというのはない。

大阪府でも、15歳以下のお子さんには、まだ接種券を配布しないところもあるそう。
小児科学会の見解のように、お子さん自身にもしっかり説明して接種を考えていく必要があると思う。

一方、職域接種や大学での接種はどんどんすすんでいる。

甥っ子も、6/22に大学で接種できるとのこと。
わざわざ接種にいかなくても、職場や大学で接種できたら、接種率もさらに上がる。

ただ、ワクチン接種後は、発熱したり、上腕の痛み、頭痛や倦怠感がでることが多く、それも個人差がある。接種日、接種翌日ぐらいは、ゆっくり休めるようにしておいたほうがいいね。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

Posted by さかざきひろみ at 14時24分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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