2021年06月22日(火)

外来では [クリニック情報]

発熱のお子さんが多い。
今、どこの小児科でもそんな状況。

RSウイルスは、まだ流行っているところもあるけど少し下火かな。
早く生まれたお子さん、心疾患、免疫不全、ダウン症などの基礎疾患があるお子さんたちのシナジス(RSウイルス感染予防)投与は、現在の流行を受けて、もう6月から開始しているとのこと。接種しなかったのは5月だけらしい。本来は冬に流行するからシナジス投与は9月〜3月ぐらいなのにね。

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他に、左の表のような風邪、熱が続き、途中から咳がひどくなり、いったん解熱しても、もう一度発熱する。
または、4-5日熱が続いて咳がひどい。そんなウイルスが流行っている。
熱が続くので、血液検査をするけど悪くない。お子さんもRSウイルスほどしんどそうではないことが多い。

熱だけの夏風邪もでてきた。
手足口病やヘルパンギーナはまだいない。

あとはウイルス性胃腸炎。
大抵は、嘔吐ではじまって、そのあと下痢、発熱。
下痢だけのお子さんもいる。

熱が長いので、病児保育もいっぱいとママたちが話していた。
保育園の1-2歳児は半分ぐらいお休みしているよう。
訪問型病児保育も、新規入会は今はストップしているそう。

4月から入園したお子さんたちは、色々いっぱいかぜをひくので、ほんとに大変。
でも、みんな元気に回復している。
暑さもあって、体調も崩しやすくなっている。
休めるときは、ゆっくりして、しっかり睡眠をとることが大切。

今日は、ほんとに久しぶりにカレーを作ってみた。
私があまり食べないので、滅多に作らなかったが実はパパが大好きらしい。夏野菜いっぱい、お肉ゴロゴロカレー。
案外美味しい。

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Posted by さかざきひろみ at 18時18分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2021年06月20日(日)

ありがとう

義父との別れ、
父との別れ、
そして、昨日大好きなお友達との別れ。

彼女と初めてであったのは、私が初参加した小児漢方懇話会。
2008年7月20日。
私の座席の隣だった。
初対面とは思えず、たくさん色々お話ししたなあ。
いつも優しくて、ふんわり癒しのオーラ。

2013年9月に外来小児科学会で偶然であって、漢方レディース誕生。
そのあとは、毎年一緒にワークショップ。
2015年8月からは、いずみーるも加わって4人。

学会やら、旅行やら美味しいものもいっぱい食べにいったね。

2週間前、緊急事態宣言だったけど、彼女に会うことができた。念のため、PCR検査、抗原検査をして集まった。
とってもしんどかったに違いない。
彼女が来てくれたのは奇跡。
そんな状態だった。
でもずっとニコニコ。
笑顔の写真がたくさん。

その時、体調を崩していた主人のことをとても気遣ってくれていた。
「パパさん、大丈夫かなあ。心配だね。
休んで良くなるなら、休むことも大切だよ。
私のようになったら休んでも治らない」

あれから、2週間しかたってない。
早すぎる。
昨日は、日程が違ったら最後のお別れができなかった。
3人でそろって彼女にお別れすることができた。
霊前に置いてあった、ピンクの聴診器。
これをつけて、たくさんのお子さんや保護者の方に愛されていたんだろうな。多くの人を救ったに違いない。

喪主は、息子さん。
まだ10代なのに立派に勤めていた。
初めてあったときは、小学生だったのに、大きくなった。
涙ひとつみせずに気丈に皆さんに挨拶していた。

「めちゃめちゃ悲しくて辛いけど、母の思いもあるので、これから頑張らないと。たくさん勉強します。」って。

彼女のお母さまが「最後はね、ほんとに安心して旅立った。
大丈夫、大丈夫って言ってね。」と話されていた。

そういえば、病気に対してもいつも前向きだった。
辛そうな顔をみたことがない。
5月にも大好きな乗馬の写真を送ってくれた。

2週間前にも、ずっと休んでるから明日ぐらいクリニックに行かないとと話していた。

私は、彼女の思い、生き方をしっかり受け止めたい。
どんなに忙しくても、疲れていても、仕事ができる、孫と遊べる、朝おきて身体が動く。すべてに感謝したい。

これは最後に彼女からもらった洞爺湖ウインザーホテルのジャム。しんどいのに取り寄せてくれて、とっても重いのに皆に持ってきてくれた。

パパと少しずつ頂くね。
彼女に恥じないように、しっかり生きていきたい。
ほんとにいっぱいありがとう。

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Posted by さかざきひろみ at 11時17分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2021年06月19日(土)

全員出席

先日、高齢者の新型コロナウイルスワクチンの集団接種に参加。
私は、問診係。
「お変わりありませんか?」
「お元気ですか?」とお聞きして、サイン。
あと、ワクチン量の記入と何分待機が必要か記入するだけ。

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接種ブース。アクリル板の向こうに私


3つの接種ブースがあって、医師1人と看護師さん2人。
とてもスムーズに接種がすすむ。
しかし、あまりに早かったらしく、
「もうすこしゆっくりしてください」とストップがかかる。
接種がおわっても、接種後の手続きや待合室が渋滞するらしい。
2回ほど、ストップがかかった。

2回接種終了の方は、
「やれやれ〜」
私は思わず、「お疲れ様でした!」
90代の方もいらっしゃって、しかもスタスタ。
ほんとにお元気。
接種にいらっしゃった方々と色々お話させてもらった。
当たり前だけど、お子さんとちがって暴れる人はいない。
皆さん大人しく嫌がる人もいない。
小児科医にとって、これは普段ない光景。

ワクチンは、まるで宝物のように、遮光されてトレイにのせて、しずしず?運ばれてくる。

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当日90人の方が予約されて全員出席。
全員いらっしゃるなんて、すごい〜。
しかも、15時ちょっとすぎにいらっしゃったのは1人だけ。
89人もの人が時間通り〜。

Posted by さかざきひろみ at 14時53分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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