2021年06月24日(木)
もうすぐ [漢方薬]
7月4日(日)は、第4回日本小児漢方懇話会フォーラム。
昨年、大阪で開催予定だったが、コロナで中止になって、
今回は、グランヴィア大阪からのWEB配信。
抄録集もやっと完成。
今、少しずつ実現に向かって準備中。
プログラム
ミニシンポジウム 10:00 – 10:55
「小児医療と漢方薬がはたす役割〜ポストコロナ時代への展望〜」
T「小児心身症へのアプローチ〜身体症状に着目した漢方薬の使い方〜」
森こどもクリニック院長 森 蘭子先生
U「顕在化したこころの脆弱性と漢方」
Kこどもクリニック・公立陶生病院・愛知医科大学病院漢方外来 山口英明先生
ミニレクチャー 11:00 - 11:55
T「COVID-19感染症と漢方治療」
広島大学病院総合内科・総合診療科 漢方診療センター特任教授 小川恵子先生
U「幼幼家則にみる小児の疾患」
三重大学付属病院漢方外来助教 高村光幸先生
特別講演T 12:00 - 13:00
「Let’s 古典!〜そういうことやったんか 漢方古典〜」
センプククリニック院長 千福貞博先生
特別講演U 13:10 - 14:10
「漢方薬からみた粘膜バリア機能とマイクロバイオーム」
京都府立医科大学大学院医学研究科生体免疫栄養学講座教授 内藤裕二先生
シンポジウム「子どもの成長発達をサポートする漢方薬」 14:15 - 16:30
T「子どもの成長発達をサポートする漢方薬-概論-」
みちとせクリニック院長 堀田広満先生
U「ODって何?」 長野松代総合病院小児科部長 池野一秀先生
V「AYA世代の漢方」 東海大学医学部専門診療学系漢方医学准教授 野上達也先生
W「ASD関連病態に対する抑肝散加減法による漢方治療の経験」
鶴岡市立荘内病院小児外科 鶴岡市病院事業管理者 八木 実先生
また6/15には、漢方jpのyoutubeでライブ宣伝。
6/30まで参加登録受付中(お申し込みはこちらから)
メインは小児の成長発達に関わる漢方薬だけど、
古典あり、コロナ渦で漢方薬の役割あり、子どもの心の役立つ漢方の話も。
また、腸内フローラのお話もある。
私は、内藤先生の特別講演の座長なのだが、果たして上手くいくかどうか心配。
内藤先生のご本をせっせと読んで準備中。
あと少し。
7月4日の懇話会がうまくいきますように。
Posted by さかざきひろみ at 18時39分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年06月22日(火)
外来では [クリニック情報]
発熱のお子さんが多い。
今、どこの小児科でもそんな状況。
RSウイルスは、まだ流行っているところもあるけど少し下火かな。
早く生まれたお子さん、心疾患、免疫不全、ダウン症などの基礎疾患があるお子さんたちのシナジス(RSウイルス感染予防)投与は、現在の流行を受けて、もう6月から開始しているとのこと。接種しなかったのは5月だけらしい。本来は冬に流行するからシナジス投与は9月〜3月ぐらいなのにね。
他に、左の表のような風邪、熱が続き、途中から咳がひどくなり、いったん解熱しても、もう一度発熱する。
または、4-5日熱が続いて咳がひどい。そんなウイルスが流行っている。
熱が続くので、血液検査をするけど悪くない。お子さんもRSウイルスほどしんどそうではないことが多い。
熱だけの夏風邪もでてきた。
手足口病やヘルパンギーナはまだいない。
あとはウイルス性胃腸炎。
大抵は、嘔吐ではじまって、そのあと下痢、発熱。
下痢だけのお子さんもいる。
熱が長いので、病児保育もいっぱいとママたちが話していた。
保育園の1-2歳児は半分ぐらいお休みしているよう。
訪問型病児保育も、新規入会は今はストップしているそう。
4月から入園したお子さんたちは、色々いっぱいかぜをひくので、ほんとに大変。
でも、みんな元気に回復している。
暑さもあって、体調も崩しやすくなっている。
休めるときは、ゆっくりして、しっかり睡眠をとることが大切。
今日は、ほんとに久しぶりにカレーを作ってみた。
私があまり食べないので、滅多に作らなかったが実はパパが大好きらしい。夏野菜いっぱい、お肉ゴロゴロカレー。
案外美味しい。
Posted by さかざきひろみ at 18時18分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年06月20日(日)
ありがとう
義父との別れ、
父との別れ、
そして、昨日大好きなお友達との別れ。
彼女と初めてであったのは、私が初参加した小児漢方懇話会。
2008年7月20日。
私の座席の隣だった。
初対面とは思えず、たくさん色々お話ししたなあ。
いつも優しくて、ふんわり癒しのオーラ。
2013年9月に外来小児科学会で偶然であって、漢方レディース誕生。
そのあとは、毎年一緒にワークショップ。
2015年8月からは、いずみーるも加わって4人。
学会やら、旅行やら美味しいものもいっぱい食べにいったね。
2週間前、緊急事態宣言だったけど、彼女に会うことができた。念のため、PCR検査、抗原検査をして集まった。
とってもしんどかったに違いない。
彼女が来てくれたのは奇跡。
そんな状態だった。
でもずっとニコニコ。
笑顔の写真がたくさん。
その時、体調を崩していた主人のことをとても気遣ってくれていた。
「パパさん、大丈夫かなあ。心配だね。
休んで良くなるなら、休むことも大切だよ。
私のようになったら休んでも治らない」
あれから、2週間しかたってない。
早すぎる。
昨日は、日程が違ったら最後のお別れができなかった。
3人でそろって彼女にお別れすることができた。
霊前に置いてあった、ピンクの聴診器。
これをつけて、たくさんのお子さんや保護者の方に愛されていたんだろうな。多くの人を救ったに違いない。
喪主は、息子さん。
まだ10代なのに立派に勤めていた。
初めてあったときは、小学生だったのに、大きくなった。
涙ひとつみせずに気丈に皆さんに挨拶していた。
「めちゃめちゃ悲しくて辛いけど、母の思いもあるので、これから頑張らないと。たくさん勉強します。」って。
彼女のお母さまが「最後はね、ほんとに安心して旅立った。
大丈夫、大丈夫って言ってね。」と話されていた。
そういえば、病気に対してもいつも前向きだった。
辛そうな顔をみたことがない。
5月にも大好きな乗馬の写真を送ってくれた。
2週間前にも、ずっと休んでるから明日ぐらいクリニックに行かないとと話していた。
私は、彼女の思い、生き方をしっかり受け止めたい。
どんなに忙しくても、疲れていても、仕事ができる、孫と遊べる、朝おきて身体が動く。すべてに感謝したい。
これは最後に彼女からもらった洞爺湖ウインザーホテルのジャム。しんどいのに取り寄せてくれて、とっても重いのに皆に持ってきてくれた。
パパと少しずつ頂くね。
彼女に恥じないように、しっかり生きていきたい。
ほんとにいっぱいありがとう。
Posted by さかざきひろみ at 11時17分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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