2021年06月19日(土)

全員出席

先日、高齢者の新型コロナウイルスワクチンの集団接種に参加。
私は、問診係。
「お変わりありませんか?」
「お元気ですか?」とお聞きして、サイン。
あと、ワクチン量の記入と何分待機が必要か記入するだけ。

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接種ブース。アクリル板の向こうに私


3つの接種ブースがあって、医師1人と看護師さん2人。
とてもスムーズに接種がすすむ。
しかし、あまりに早かったらしく、
「もうすこしゆっくりしてください」とストップがかかる。
接種がおわっても、接種後の手続きや待合室が渋滞するらしい。
2回ほど、ストップがかかった。

2回接種終了の方は、
「やれやれ〜」
私は思わず、「お疲れ様でした!」
90代の方もいらっしゃって、しかもスタスタ。
ほんとにお元気。
接種にいらっしゃった方々と色々お話させてもらった。
当たり前だけど、お子さんとちがって暴れる人はいない。
皆さん大人しく嫌がる人もいない。
小児科医にとって、これは普段ない光景。

ワクチンは、まるで宝物のように、遮光されてトレイにのせて、しずしず?運ばれてくる。

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当日90人の方が予約されて全員出席。
全員いらっしゃるなんて、すごい〜。
しかも、15時ちょっとすぎにいらっしゃったのは1人だけ。
89人もの人が時間通り〜。

Posted by さかざきひろみ at 14時53分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2021年06月17日(木)

子どもへの新型コロナワクチン

ファイザー社のワクチン、コミナティの接種対象者は、今まで16歳以上であったが、12歳以上に訂正された。それで、ママ達から外来で色々質問される機会もふえた。

私は、
12-15歳のお子さんの場合は、
お子さんに感染させるのは、周りの大人なので、まずは両親、祖父母、学校や園の先生たちが接種することが大切。
COVID感染で重症化する基礎疾患があれば、接種したほうがよいけど、健康なお子さんは軽症であることが多いので、今あわてて接種しなくてもよいかもしれない。
これから始まる16-64歳までの接種がもう少し進むまで、少し様子をみていいよとお話ししていた。しかし、今後ウイルスが変異していって、感染状況が変わるとそれもまた変わってしまう。答えはひとつでなく、なかなか難しい。

実際、15歳以下のお子さんのワクチンについては色々な考えがあるが、先日、日本小児科学会、日本小児科医会から見解がだされた。

日本小児科学会の見解
日本小児科医会の見解

まとめてみると、
@お子さんをCOVID19から守るためには、周囲の成人(子どもに関わる業務従事者等)への接種が重要。
A重篤な基礎疾患のあるお子さんは、COVID19感染の重症化をふせぐことが期待される。
B健康なお子さんの接種には、メリット(感染拡大予防など)やデメリット(副反応など)を本人と保護者の方が十分理解して、接種前・中・後にきめ細やかな対応が必要。

結局、これも絶対こうしたほうがいいというのはない。

大阪府でも、15歳以下のお子さんには、まだ接種券を配布しないところもあるそう。
小児科学会の見解のように、お子さん自身にもしっかり説明して接種を考えていく必要があると思う。

一方、職域接種や大学での接種はどんどんすすんでいる。

甥っ子も、6/22に大学で接種できるとのこと。
わざわざ接種にいかなくても、職場や大学で接種できたら、接種率もさらに上がる。

ただ、ワクチン接種後は、発熱したり、上腕の痛み、頭痛や倦怠感がでることが多く、それも個人差がある。接種日、接種翌日ぐらいは、ゆっくり休めるようにしておいたほうがいいね。

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Posted by さかざきひろみ at 14時24分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2021年06月15日(火)

おしっこが近い〜 [漢方薬]

「この子、1日中、おしっこに行っているんです」
「夜寝る前に、何度も何度もトイレにいって、眠れないって泣くんです」
「膀胱炎でしょうか?」
そんな訴えが多い。
もちろん尿検査が必要。
だけど、ほとんどが正常で、膀胱炎でない。

以前からあったが、最近さらに心因性頻尿のお子さんがとっても増えているように思う。

何かのきっかけで突然おこる。
例えば、おしっこに行きたいときに行けなった。
少しだけおもらししてしまったなどなど。

あとは、不安や緊張やストレスなど色んな原因がある。
コロナ渦でお子さんも不安がいっぱい。

とにかく、気にしないことが一番。
いつでもトイレにいけるよと安心させてあげることも大切。

それだけでよくなることも多い。
あるママは、もれても大丈夫よといって、尿漏れシートみたいなのをつけたら、安心して頻尿がなくなったと言われていた。

だけど「だれか止めて〜」と泣きながらトイレに行く。
寝る前に何度もトイレにいくので、眠れないって泣くというお子さんもいる。
そんなときは漢方薬を処方していることが多い。

不安が強い、トイレに行くのと止めて〜と泣き叫ぶ。
そんなお子さんには 72甘麦大棗湯。

痩せ型で緊張しやすい、腹痛も時々いう、便秘がち
そんな場合には、99小建中湯。

神経質でイライラしているときは、54抑肝散。

どれもいまいちだったら、I柴胡桂枝湯。
あと、粉薬は絶対嫌だと言う場合はI柴胡桂枝湯には錠剤もある。

他にも色々。漢方薬には次の一手がたくさん。

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Posted by さかざきひろみ at 18時44分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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