2022年09月04日(日)
お天気頭痛 [漢方薬]
台風が沖縄あたりにいるので、気圧の変動が強いよう。
台風、梅雨、雨の日は頭痛を訴える人がふえる。
女性の方に多いけど、お子さんにも結構多い。
気圧の変化があると、身体の水のバランスが崩れやすい。
頭痛以外にも、身体がむくんで重だるい感じにもなる。
そんな時はまずはP五苓散。
身体の水のバランスを是正してくれる。
ただ、五苓散だけではうまくいかないケースもある。
気圧の変化があると、身体の気の流れも異常がおこる。
本来なら、「気」は上から下へ流れるのだが、その気が逆上してしまって、頭痛やめまいをおこす。
これは、東洋医学でいう「気逆」。
その場合は、水のバランスをよくする蒼朮茯苓と気の流れをもとにもどす桂枝と甘草の入った ㊴苓桂朮甘湯がが効果的。
OTCでは、五苓散はテイラック。
苓桂朮甘湯はノイスホール。
他には、冷えが強く頭痛が激しい場合は呉茱萸湯、
胃腸が弱く、体力が低下している場合は半夏白朮天麻湯、
月経トラブルもあれば、当帰芍薬散や加味逍遥散など色々な処方がある。
ただ、漢方薬を飲めば大丈夫というわけでなく、冷えや胃腸機能の低下、食生活の乱れ、ストレス、運動不足、睡眠不足、姿勢なども影響していて、それを改善しないとなかなかうまくいかない。
でもそれが一番難しい。
Posted by さかざきひろみ at 18時40分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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