2022年10月11日(火)
色々承認 [クリニック情報]
先週末、いろんなワクチンが承認された。
@子宮頸がん予防ワクチンのシルガード
今までは、公費で接種できるのは、2価と4価のみ。
シルガードは9価で、さらに効果が高い。
思ったより早く承認されたのだが、実際に接種できるのは、来年の4月以降とのことで正確にはまだわからない。
今は、まだ自費でしか接種できず、3回で当院で8.1万円かかる。
実際、こちらを選択される人もいるが高額すぎる。
待った方がいいかどうかはとても難しい問題だが、
中学2年生ぐらいまでは、あと少しなので、待ってもいいかもしれない。しかし高校1年生の方は来年3月まで公費なので、早く接種をお勧めした。
キャッチアップの年齢の平成9年度生まれ〜平成17年度生まれ(誕生日が1997年4月2日〜2006年4月1日)の方は、年齢が高いので、HPVに感染する危険もあるので、あまり待たないほうがよいのかもしれないが、このあたりはなかなか難しい。
とにかく、待っている間に定期接種の期間を逃してしまったということがないように。
A生後6ヵ月から4歳までの新型コロナウイルスワクチン
この年齢は、初回が3週間隔で3回接種。
ファイザーの発表や、アメリカのCDCによると、3回接種したときのオミクロン株に対する効果は、生後6か月から4歳の子どもで80.3%とのこと。このうち2歳から4歳では82.3%、生後6か月から1歳では75.5%
副反応の程度はほとんどが軽いか中程度。
ただ、1歳前後は定期ワクチンがたくさんあるので、まずはそれを優先したい。基礎疾患がある場合は重症化の危険があるので、接種したほうがよいかもしれない。
実際にいつから接種できるかは各自治体で違って、大阪はまだ発表されていない。
BBA5対応ワクチン
これも、自治体によって違うが10月下旬ぐらいかな。
それが、でるのを待つかどうかは難しい。
待っている間に罹患してしまう可能性もあり、接種できる機会があれば、その時期にワクチンを接種するほうがよいかと思う。
Posted by さかざきひろみ at 18時40分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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