2007年07月24日(火)
ヘルパンギーナ [診療]
ヘルパンギーナ流行中です。これは 夏かぜの一つで、乳幼児に多く、突然の高熱で始まります。熱は1〜3日程度続き、のどの奥に小さな水ぶくれや口内炎ができて、とても痛いです。
私も、小児科医なって、まもないころ子供たちからもらって罹りました(;´ρ`) 。
熱のしんどさより、のどが痛いほうが辛かったのを覚えています。のどの奥を鏡でみたら、しろい口内炎がたくさんあり、子供たちはよくこの痛さを我慢しているんだと思いました。
のどがとっても痛いので、普段どおり食べれませんが、水分もとらないでいると脱水になってしまうので、色々工夫が必要です。
噛まずに飲み込めるようなもの、口当たりがよくてつるんとした感じのものがよいですね。
プリン、ゼリー、アイスクリーム、とうふ、冷ましたおじや、冷めたグラタンなどがよいかもしれません。オレンジジュース、トマトなどしみるものは避けたほうが無難です。
一度にたくさん飲んだりできないので、こまめに少しずつ与えるのが大切ですよ。
潜伏期間は3-5日で、いくつかのウイルスが原因となるので、何度も罹ることもあります。主に咳やくしゃみによる飛沫感染ですが、熱やのどの症状が出る前から人にうつします。
また、症状がなくなっても、ウイルスは1ヵ月ほど便中に排出されているので手洗いがとても大切です。
Posted by さかざきひろみ at 10時54分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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