2020年04月28日(火)

こころにも漢方 [漢方薬]

ずっとお家で、ママもお子さんもだんだん心が疲れてくる。
お子さんも、イライラしたり、不安がったり、他にも赤ちゃんがえりしている、怖い夢をみて泣いているなど。
ママは胸がつまる、ドキドキする、心配で心配で不安など。
さすがに、私は精神安定剤を処方できない。
そんな時、漢方薬でよければとお話ししている。
特にお子さんにはいいかもしれない。

お子さんの場合

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72甘麦大棗湯の処方のキーワードは不安、泣き虫、あくび。
構成生薬は小麦、大棗、甘草ですべてが食品からできている。脳内のセロトニンを増やし心を落ち着かせてくれる。味もとても飲みやすい。パニック発作にも有効。
54抑肝散は、まさに名前どおりに肝の虫、イライラを抑えてくれる。怒りがある、キーキー泣く場合に有効
83抑肝散加陳皮半夏は抑肝散に胃腸機能を整える陳皮と半夏が加わっている。抑肝散よりちょっと虚弱タイプ、食が細いタイプにいい。
99小建中湯は小児の聖薬といわれるほど、お子さんにとっても良いくすり。消化管を温めて、胃腸機能を回復させ、こころとからだの緊張をとってくれる。しかも風邪をひきにくくなる。うちの孫っぴも大好き。

大人の方の場合

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137加味帰脾湯は心の参耆剤ともいわれる。朝鮮人参と黄耆が含まれているので、身体も元気にしてくれる。心配すぎて体が弱って眠れない人にはぴったり。
㉔加味逍遥散は、気のめぐりと血のめぐりをよくしてくれる。生理前のイライラ、肩こり、便秘なんかにもいい。ストレスがいっぱいの方にぴったり。
O半夏厚朴湯も気のめぐりをよくしてくれる。気の流れがどこかで停滞したときに、それを回復させてくれる。今のどや胸が詰まると訴える方が多い。のどが詰まる感じがして、咳チックになっているお子さんにも有効
K柴胡加竜骨牡蛎湯はストレスが強く動悸がする。でもそのストレスにたちむかって頑張っているタイプ。
㉖桂枝竜骨牡蛎湯も、動悸が強い、怖い夢をみて眠れない場合にいい。こちらはKと違って、ストレスにたちむかう体力も気力もない場合。

漢方薬はいろんな場面で役に立つ。
こころに有効な漢方薬には、上記以外にもほんとにいっぱいある。
うまくいったら心もおちつく。
心が弱っていると身体も弱ってしまう。
まさに、心身一如。今の時期、大変だけど、心も身体も元気にして乗り切っていきたい。

Posted by さかざきひろみ at 16時42分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2020年04月26日(日)

春らしい

今日は、やっと春らしい。
ポカポカあったかい。

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孫っぴもお庭が大好き。今はツツジが満開。
外のほうが、開放感たっぷり。私が、お庭のお手入れをしている間、ひとりでずっときゃきゃと遊んでる。
ずりばいもできるようになったね。
今の時期、ほんとは孫っぴとも会わないほうがいいのだけど...。ごめんなさい。

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その後は、WEBのピラティスレッスン。
ダンス、ヨガやピラティス、オンラインで参加できるレッスンたくさんある。
オンライントレーニングは、とっても楽しい。

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しっかり、身体がほぐれたあとはランニングへ。
先週と違って、皆、マスクして走っている。
集団で、ご飯を食べている人もいない。
もちろん私達もマスクラン。

午後は、全国の漢方大好き小児科の先生方とZOOMでのオンラインお茶会。
色々な情報交換ができる。
漢方薬の勉強にもなった。
東京都のあるところでは、休日診療所を閉鎖されたらしい。患者さんが少ないし、また熱の方が来られて、他への感染の危険もある。
どこも色々大変やけど、まだまだ私達は頑張れる。

Posted by さかざきひろみ at 17時15分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2020年04月25日(土)

突発性発疹 [クリニック情報]

突発性発疹は、1歳前後のお子さんが突然の高熱で発症。
その後、高熱が3−4日続き、解熱したときに全身に発疹がでる。高熱の割に、比較的元気で機嫌もよい。水分摂取も良好。だけど、熱が下がる少し前、発疹がでるときに、めっちゃ機嫌が悪くなる。
小児科ではよくある病気なのだが、今、突然高熱がでると皆さん心配される。そして、今のこの時期、突発疑いのお子さんが多い。ママ達の心配は「コロナやったらどうしよう」

クリニックに直接来院される方、
電話で相談される方、
オンライン診療される方、さまざま。

来院して診せていただくのが一番だが、今はこんな時期なので、クリニックにいくのが不安と思われることも多い。

そんな時、オンラインでは、問診票では少し機嫌悪い、嘔吐があった、哺乳量が少し減っているとあっても、実際画面でみると、赤ちゃんはニコニコ。
ママに抱っこされていると、機嫌はそんなに悪くない。
これだと、おそらく突発性発疹が疑われるので様子をみてよいということになる。やっぱり姿を見れるのでオンラインは便利。

対面でもオンラインでも、突発性発疹を疑ったら、熱はいついつまであって、このころから少し機嫌が悪くなって、その後発疹がでるよと説明。ただ熱が〇日まであったら、長すぎるので連絡くださいね。水分がとれない、おしっこが少ないのも危険信号。川崎病という病気も熱だけだけど、機嫌が悪いし、BCG跡が赤くなったり、眼や唇も真っ赤になるよと必ず追加。

実は、先日、孫っぴも突発性発疹に。
突然の熱で麻黄湯をすぐ飲ませたけど、解熱しないのできっと突発だろう。
途中40度でたとき、小児科医の娘は「コロナやったらどうしよう」と少し不安になったそう。確かに、孫っぴの周りはみんな医療従事者なのでリスクもある。しかし、内科医の旦那様のほうが、慌てず落ち着いていて、「突発性発疹はみんなが通る道や。」と全く動じなかったとのこと。ほんとに素敵な旦那様やわ。
結局、私の言うとおりに解熱して発疹がたくさん。
ただ、私も娘が熱をだしたときより、ちょっと心配。
やっぱり孫っぴは特別なのね。

元気になった孫っぴと体幹トレーニング。
7kgの加重でさらに強化!
ストレッチでは、顔を押しつぶされて?しまった。

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Posted by さかざきひろみ at 19時57分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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