2021年02月07日(日)
毎年変わる
外来では、学校や幼稚園、保育園にだす食物アレルギーの書類をとるにくるお子さんも増えてきた。一生懸命少しずつ食べて、食べれるようになって解除できる場合もある。
だけど、3歳こえてしまうと、今まで食べてはだめって言われていたものを、さあ少しずつ食べようっていっても嫌いになってなかなか食べれないケースも多い。
先日の今井孝成生成のWEB講演で、2020年の即時型の食物アレルギーの年齢による原因食物の順位(初発例)をお聞きしたので、表にしてみた。
木の実類の中では @クルミ Aカシューナッツ Bアーモンド
果物の中では @キウイ Aバナナ B桃 Cリンゴ Dサクランボ
これを見ると、以前と違って、1歳すぎから魚卵や木の実が増えていることがわかる。
魚卵で多いのイクラ。1-2歳児でもいくらを食べて、全身じんましんで受診されることもよくある。前回西九条休日診でも2歳の子がいくらをたべてアナフィラキシーでは運ばれてきた。
3-6歳時の1位はなんと木の実。ちょっと予想外。
健康志向の高まりで、国内消費量の増加が原因とのこと。
ナッツ類は、菓子類やドレッシングなど様々加工食品に使用されており、ナッツそのものを食べるだけではなく、知らず知らずのうちに摂取してしまうことも多い。
そういえば、私もおやつは、ナッツを食べることが多い。
自宅にナッツを置いているお家も多い。
お子さんが肌荒れがあった場合、卵と同じように皮膚から感作されて感作されるのかもしれない。
7歳以上の果物類は、花粉症との交差反応、また小麦が増えてくるのは運動誘発性の食物アレルギーが増えてくるかららしい。アレルギーの原因も年々色々変化する。
今日の新作。
メインキャラクターは作ってしまったので、これから脇役。
いつも、来院されるお子さんたちに、「次は何をつくるのがいい?」と聞いている。
Posted by さかざきひろみ at 17時20分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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