2024年06月16日(日)

マグネシウム

こむら返りに、68芍薬甘草湯がよく効く。
構成生薬が芍薬と甘草の2つなので、即効性がある。
だいたい5分以内に効いてくれる。

私もマラソンするときは必ず持参して走っている。
フルマラソンのときは、予防に1時間おきに飲んでいた。

ただ、4甘草の量が多く毎日長期に飲みにくい。

また、芍薬甘草湯を飲んでもいまいちの人もいるそう。
そんなときは、53疎経活血湯を予防に飲むといいらしい。

漢方勉強会で教えてもらったのだが、もっともっといい方法がある。

それは、マグネシウム。

マグネシウムを毎日の食事から積極的に摂っていかないと、すぐに不足になってしまう。
その兆候がこむら返り。

特に、日常的に、ファーストフード、インスタント食品、レトルト食品が多い生活の人は注意が必要。マグネシウム不足が進む大きな理由は、和食離れが原因の1つとのこと。

マグネシウムを多く含む食品はあおさやわかめなどがあるが、食事からすぐにたくさん摂取するのはむつかしい。

手っ取り早くマグネシウムを摂取する方法は、「にがり」。
毎日のお食事、たとえばお味噌汁や、お茶などに加えてみるのもよいかもしれない。

またマグネシウムのサプリもあって、栄養に詳しい先生がおすすめされていた。
実際にマグネシウムサプリを摂取して、運動中のこむら返りも軽快し、筋肉の張りもよくなった先生もいる。

マグネシウムは身体に必要なミネラルの一種で、リンやカルシウムとともに骨を形成するほか、体内のさまざまな代謝を助ける機能を持つ。

マグネシウムが不足すると骨の形成に影響が出るほか、不整脈や心疾患、高血圧、筋肉のけいれんを引き起こす。また神経過敏や抑うつ感などが生じることもあるらしい。

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Posted by さかざきひろみ at 19時30分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2024年06月15日(土)

外来状況

今週も保育園や幼稚園のお子さんたちは、手足口病が多い。
年長のお子さんたちには、マイコプラズマが流行している。

最初は、熱と咳がすこしだけだけど、2.3日たっても熱が続き、だんだん咳がひどくなるケースが多い。

さらに、ウイルス性胃腸炎が流行しているところもある。

他には、小学校高学年から中高生のお子さんたちの様々な訴えが増えている。

4月から環境が変わって、一生懸命頑張ってたけど、この時期になって、疲れがでてきたよう。
頭痛や腹痛、吐き気などで、学校を休みがち、朝が起きれないなどなど。

クラブ活動、塾、運動会など、土日も休みがない人が多い。
周りとの対人関係でストレスがある場合もある。

学校を休むと、周りは、このまま不登校になったらどうしようと焦ってしまう。

だけど、お休みすることも必要な場合もある。

夜もスマホなどメディアで夜更かししてしまうケースがほとんど。
まずは睡眠がとても大切。
夜9時に寝ていても、寝る直前まで、スマホやテレビを見ていると、睡眠の質が悪くなるから注意が必要。

ほんとは寝る2時間前はやめたほうがよいけど、なかなか難しい。

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Posted by さかざきひろみ at 19時25分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2024年06月13日(木)

第7回日本小児漢方懇話会フォーラム [漢方薬]

今年は大阪。
7月7日(日)七夕に、場所は大阪のあべのハルカス25階。

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プログラムの詳細

午前中は、
◆小児漢方・漢方古典 ミニレクチャー 
10:00 – 11:00
「抑肝散を極める」
T『抑肝散』の勘所 〜症例を通じて「怒気」について考える〜  
   松山赤十字病院小児科副部長 上田 晃三    
U抑肝散の史的考察と加味方について 
   Kこどもクリニック・公立陶生病院・愛知医大:漢方外来 山口 英明
11:10 – 11:40
V漢方医学における小児科領域の診察法 〜腹診について〜 
   広瀬クリニック院長 木許 泉 

午後は、
12:00 – 12:50
特別講演T小児科領域の舌診 〜母の舌もみてみましょう〜    
   三谷ファミリークリニック院長 三谷 和男
13:05 – 13:55
特別講演U起立性調節障害の理解と漢方アプローチ 
   大阪医科薬科大学病院小児科助教 吉田 誠司

シンポジウム小児の起立性調節障害と睡眠に対する漢方薬
14:10 – 15:25 
T朝起きが苦手なフクロウ型に対する漢方治療を中心に〜生薬の薬能・薬性を生かす」
   久留米大学医療センター病院長 先進漢方治療センター教授  惠紙 英昭 
U子どもの起立性調節障害を伴う不登校治療 〜漢方と生活指導を両輪に〜
     鹿児島大学大学院医歯学総合研究科地域医療学分野准教授 網谷 真理恵
V漢方医学的概念から考察した起立性調節障害
     広島大学病院 漢方診療センター教授 小川 恵子
15:30 – 16:00 総合討論  

シンポジウムのテーマは、起立性調節障害。
治療が難しく難治例も多いため、現在多くの小児科医を悩ませている。もちろん漢方薬だけでうまくいくことも少ない。色々な治療法を工夫して、保護者と本人に寄り添うことが大切になる。そのヒントとなるようなシンポジウムになるのではないかと思う。

ぜひ多くの先生方に、参加していただけたらと。
現地参加以外にもライブ配信、オンデマンド配信もある。

参加登録はこちらから

そして、明日は宣伝のために、蘭子ちゃん、いずみーると一緒に漢方jpに参加予定。

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Posted by さかざきひろみ at 20時20分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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