2021年12月30日(木)
お仕事納め [クリニック情報]
昨日29日にお仕事納め。
色々あったが、無事に1年を過ごすことができた。
何より健康だったのが一番かな。
身体が元気だと、心も元気。
いろんなことを乗り越えることができる。
診療では、新型コロナのことが常に頭にあった。
マスコミがいろいろ騒いていても、正しい情報を正しく理解することが一番大切。
ご年配の方や大人がかかるウイルスと思ってたけど、
夏頃、デルタ株が流行し子どもの患者さんも増えてきた。
だけど、大人の方のように重症化せず、ほとんどが軽症。
ワクチン接種率も高くなり、治療薬もでてきた。
現在、世の中で騒いているオミクロン株も、今のところ症状が軽いケースばかり。
年末年始の人の移動で、来年患者さんがきっと増える。
だけど、だんだん新型コロナとの闘い方もわかってきた。
波を繰り返し、いずれ普通のかぜになっていくのかな。
でも早く3回目のワクチンを接種したいなあ。
そして、今日からパパと京都へ。
パパが元気になって、ほんとによかった。
ゆっくり過ごして、来年も頑張りたい!
Posted by さかざきひろみ at 16時49分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年12月28日(火)
しもやけにも漢方 [漢方薬]
週末からさらに寒い。
手足が冷たく、しもやけになっているお子さんもいる。
しもやけは、寒くて末梢への血流が悪くなるためにおこる。
また、手足に汗をかきやすい場合も起こりやすい。
足の裏に汗をかくと、靴下がぬれて冷気が伝わりやすくなる。
その結果より冷えてしもやけになる。
治療としては、真っ赤になって炎症がひどい場合にはステロイド軟膏。また血行を良くするためには、ヘパリン類似物質クリームでマッサージする方法などがある。
もし漢方薬が飲めるようなら㊳当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)がお勧め。
手足の末梢の血流増加作用+皮膚温上昇作用などが確認されている。しもやけ以外にも寒さで悪化する腰痛や腹痛にもよいとされている。
㊳当帰四逆加呉茱萸生姜湯の構成生薬の中に体力のない人のかぜの初期に使う㊺桂枝湯が含まれている。
当帰、呉茱萸、細辛も身体を温める作用が強い。
先日手が冷えて冷えて困ったときに127麻黄附子細辛湯を飲んでもいまいちで、38番を飲んだら冷たさと痛みもましになった。そのときは、冷えによって血流が悪くなっていたのね。
冷えの原因もさまざまで、色々試すのもいいかも。
またまた前髪を切りすぎたまごっぴ〜。
ほんとに短い〜。
Posted by さかざきひろみ at 19時51分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2021年12月26日(日)
飲み薬も
クリスマスイブに、新型コロナウイルスに経口治療薬(飲み薬)が特例承認された。
名前は「モルヌピラビル」販売名は「ラゲブリオ」。
ついラブゲリオって言ってしまいそう。
これは、新型コロナウイルスの増殖を抑える作用があるため、できるだけ早期に投与したほうがよいらしい。
今話題のオミクロンにも有効とのこと。
誰でも処方できるわけでなく、登録が必要で、供給量も限られるから、国が配分を行っている。
もちろん、誰でも飲めるわけでもない。
18歳以上で、1回800mg(4カプセル)を1日2回×5日間。
妊婦さんは禁忌。
どんな方が投与対象かと言うと、
新型コロナウイルス感染症で、重症化するリスクのある人。
@61歳以上
A活動性のガン
B慢性腎臓病
C慢性閉塞性肺疾患
D肥満(BMI30以上)
E重篤な心疾患
F糖尿病
Gダウン症
H脳神経疾患
Iコントロール不良のHIV感染症及びAIDS
J肝硬変などの重度の肝臓疾患
K臓器移植、骨髄移植、幹細胞移植後
とのこと。
小児科メインのうちのクリニックでは、あまり関係ない話だけど、
やはり知識としては知っておきたい。
ワクチンができて、治療薬ができて、
いつか、ずっと先かもしれないが、
新型コロナウイルスもインフルエンザみたいになっていくのかな。
Posted by さかざきひろみ at 16時52分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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