今年最後の雑誌の投稿文は、
日本小児はり学会報の「知ってびっくり，使ってHappy，こども漢方」
昨日提出。今年のdutyはすべて完了。
あっ、あとひとつ冊子があったけど、これもほぼ完成。

今年も漢方関係で色々執筆させて頂いた。

兵庫県小児科医会会報「こども漢方＆服薬指導」。
小児科診療『基本理論に基づいた小児漢方治療』の中で、「一般的服用方法と小児科的アレンジ」　

これは、12/17に発売予定。
私が執筆するのはこどもの漢方薬や服薬指導のことばかり。

ただ、PROGRESS IN MEDICINE.という雑誌の『コロナ禍での漢方の役割─メンタルヘルス維持の重要性─』というテーマで、「女性の健康と仕事・子育ての両立，漢方からのアプローチ」という題名で、小児科以外のものを書かせてもらった。

この題名で果たして、私が執筆していいものか?
悩んだが、せっかく依頼されたものなので、お引き受けした。

以前、新見先生に「内容が大変でも依頼された講演や原稿は引き受けた方がよい。結局は自分が一番勉強になる」と言われたことがある。

色々考えて、月経トラブル、こころのトラブル、倦怠感に対しての3つに分けて、どんな漢方薬がよいのかまとめてみた。
また、他の先生方の文章もとても興味深く読ませてもらった。こうやって、色々引き受けると、執筆する時、完成して読む時とたくさん情報を得てとても勉強になる。

そして、早く文章を書く（内容はいまいちとしても）というのは、もしかして、ブログを定期的にアップするということで鍛えられているかな。週4投稿、いつまでいけるかな〜。

今日は、とっても暖かい。
コートなしでも、お外で遊べる。
ぱかぱか陽気。

孫っぴもお庭で大はしゃぎ。

シャボン玉で、ウッドデッキやお庭のタイルに泡がたくさん。
最後に、じいと一緒にゴシゴシお掃除。

右のミニチュアはクリニックの倉庫にしまってあったもの。
ピッタリはまっているので、取り出せないのでバラバラにならない。見るだけだけど、とっても可愛い。

娘と孫っぴはお友達とランチへ。
それまでちょっと時間があったので、一緒にショッピング。
ベビーカーにいると、ほんとに大人しい。

娘のお友達からクリスマスプレゼント。
アンパンマン図鑑に、お絵かきセット。
このお絵かきセットは、水で書くのでお家が汚れない。
とってもすぐれもの。
今は、良いおもちゃがいっぱい。

そういえばこのアンパンマン図鑑は、患者さんたちに大人気だった。皆が見るので、すぐボロボロになって何冊も買い替えた。でも、今は本とかおもちゃとか出せなくなってしまった。
ちょっと寂しい。

夕食は、ふるさと納税で頂いたカニ鍋。
孫っぴは、カニが大好き。
この年齢で食べてもいいのかと思うが、「カニ〜」とはしゃいでいた。

外来では、相変わらず、ウイルス性胃腸炎が多い。
原因はノロウイルスもあるけれど、他のウイルスであることも多い。
ウイルス性ならば、原因が何であっても治療は変わらない。

大抵は2-3日で回復するが、いつまでたっても食欲が回復しないケースもある。登園できるかどうかは、食欲があって、機嫌がよく元気であることが大切。

ウイルス性胃腸炎の典型的な症状は、
突然嘔吐。その後下痢で発熱することもある。
最初の吐いているときに、すぐに水分をたくさんとると、また嘔吐してしまう。ママ達は「マーライオンみたいに吐くんです」といわれる。

水分は、嘔吐が少しおさまってからがいい。
それも、ゴクゴク飲むのではなく、OS1などの経口補水液をひとさじずつ少しずつ回数を多くして飲む。
このとき、お茶やお水にすると嘔吐しやすい。
また、身体の電解質が乱れたり、血糖値が下がってしまう。

嘔吐したり下痢すると、身体から塩分が失われていくので、それを補えるだけの塩分を含むOS1が一番よい。
ジュースやスポーツドリンクは糖分が多く、塩分が少なすぎるので、よくない。

水分をとっても嘔吐しなくなって、食欲が出てきた場合は、消化のよいものを食べることができる。
よく「何を食べさせたらよいですか？」と質問される。
消化のよいものは、おかゆ、おかゆが嫌いなら軟らかめのごはん、おうどん、おとうふ、大根など。
他にもよく煮たものがいいかな。
フルーツならリンゴかな。今が旬のいちごやみかんは消化が悪い。また、当然だけど揚げものなどの脂っこいものはよくない。

しかし、お子さんたちは　いきなり唐揚げとか、マクドのポテト、ラーメン、などを食べたがるから不思議。
もちろん、これらを食べると、またお腹が痛くなったり、嘔吐や下痢をしてしまう。

ウイルス性胃腸炎の予防はしっかりとした手洗い。
それと、当たり前だけど普段から十分に睡眠と栄養をとることが大切。