2022年03月01日(火)

めまい [漢方薬]

先日、千福先生のWEB講演会。
久しぶりに会う千福先生。
何だか、また若返った??
お肌つやつや、髪の毛ふさふさ、とっても元気。
いっぱいパワーをもらった。
千福先生は、コロナ予防のために㊶補中益気湯と、
冷えがあるらしく125桂枝茯苓丸加ヨクイニンを飲まれているらしい。
この125番はお肌にとってもよい。
千福先生元気の秘密は漢方薬もあるかも。


今回のテーマは「めまい」

西洋医学的に、腫瘍や脳血管障害を除けば、東洋医学的にはめまいは水のバランスが悪い(水毒)ものとして治療する。
(もちろん、他にも気や血のめぐりが悪くてもおこる)

今回は、めまい3兄妹の
㊴苓桂朮甘湯、P五苓散、㊲半夏白朮天麻湯のお話しがメイン。

急性期めまいのファーストチョイスは㊴苓桂朮甘湯。
ただ、嘔吐や嘔気が強いときはP五苓散のほうがよい。

ちなみに、私はめまいよりも立ちくらみの症状がでることがあるのが、その際はP五苓散と㊴苓桂朮甘湯を一緒に飲むと調子よい。

月経トラブルや冷えがあるときは連珠飲(㊴苓桂朮甘湯+71四物湯)。めまい感があって、自律神経失調症のようなタイプに良い。
この連珠飲は、婦人の百病を治すともいわれているそう。

頭痛がひどくて、手足がだるく、胃腸も弱い人(虚弱な人)は㊲半夏白朮天麻湯。
これは、㊸六君子湯+P五苓散+人参+黄耆。
めまいや頭痛の予防で㊲半夏白朮天麻湯を飲んで、発作時にP五苓散というような使い方をするのがよいらしい。

さらに水毒をよくするには、温かいものを飲むこともとっても大切。
冷たい飲み物は、水毒症状を悪化させる。

水毒女の私も外来での飲み物はお湯。
漢方薬もいいが、養生もとっても大切。

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Posted by さかざきひろみ at 18時12分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2021年03月04日(木)

リアルで [漢方薬]

彦根医師会学術講演会は、リアル開催。
ずっとWEBだったので、リアルは久しぶり。
実は今回の講演は、橋本進一先生に推薦して頂いた。

ほんとに大阪から行ってもよいのか何度かお聞きしたのだけど、「どうぞどうぞ」とのこと。

久しぶりに大阪府外へ。
新幹線にのって30分で米原へ。
あっという間に到着。
お天気がよくて、春の陽気。

本来なら日帰りも全然OKなのだけど、せっかく彦根。
琵琶湖で走りたい〜。

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会場は感染対策がしっかり。
3人掛けテーブルはひとりずつ、間にはシールド。
2重マスクしている先生も多い。
もちろん私の前にシールド。
さすがに2重マスクで話すのはしんどそうなので、マスクは1枚にして、お話させて頂いた。
でも、私は鼻が低いので、話しているとなんどもマスクがずれそうになる。

こんな時期のリアル講演でしかも漢方薬なのに、ほんとに多くの先生方が参加してくださった。
しかも、私の話を「うんうん」とうなづきながら聞いて下さる。これこれ、この感じ、これがいい〜。
お話していて私自身がとっても楽しい!
やっぱり、リアル講演は面白すぎる。

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ホテルに戻ってパパと合流。
さすがに食事はすべてお部屋で。
夕日がとってもきれい。

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Posted by さかざきひろみ at 18時38分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2021年02月28日(日)

大野先生の漢方セミナー [漢方薬]

今日は、大野修嗣先生のwebセミナー「春の漢方」
実は近畿小児科学会も今日。
ちょっと同時に聴いてみたけど、さすがに頭が変になりそう。
近畿小児科学会はオンデマンドにすることに。

大野先生のご講演は、
メインは花粉症。

 第一選択はR小青竜湯
 無効な場合→竜虎湯(R小青竜湯∔95五虎湯)
 さらに無効→大青竜湯(㉘越婢加朮湯+㉗麻黄湯)

 冷えがひどい→竜附湯(R小青竜湯+127麻黄附子細辛湯)
 眼の症状がひどい→㉘越婢加朮湯
 鼻閉が目立つ→A葛根湯加川芎辛夷

いつもどおりのええ声でとってもわかりやすいご講演。

外来でも花粉症は先週からどっと増えた。特に目の症状がひどい。
先週土から月にかけて、スギが一気に飛散した。。
お薬が全然ない状態で来院された方は、眼がはれて真っ赤、
鼻閉もひどい。この場合は西洋薬の内服、点眼、点鼻薬、さらに漢方薬を総動員。
昨年の薬が少し残っていた場合は、ちょっとまし。

舌下免疫療法をしているお子さんはほんとに軽い!
全く症状のない場合もある。
やはり、スギの舌下免疫とっても有効。
今は開始できないけど、
GWあけにはスギの舌下免疫療法ができるので、忘れないでね。

あと12歳以上でスギアレルギーが強いお子さんは、ゾレアという注射の治療もある。
これは、抗体が免疫細胞に結合するのを防ぐことでアレルギー症状をおこしにくくする。
投与出来る人は
12歳以上
スギIGEクラス3以上、総IGE1500以下。
体重やIGEの値で2週または4週に1回注射を2-5月の間投与。
でも、注射は痛いから絶対嫌って言われることが多いね。

 今週の新作

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悪役にもチャレンジ。

Posted by さかざきひろみ at 07時21分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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