2023年11月04日(土)
外来状況 [クリニック情報]
今週もインフルエンザと溶連菌感染症。
すでに警報レベル。
昨日からは夏日で暑いぐらいなのに。
学級閉鎖もあちこちの学校で見られている。
その原因はインフルエンザだけでなく、溶連菌も多い。
インフルエンザと溶連菌感染症のダブル感染をしている場合もたくさんある。
内科でインフルエンザと新型コロナの検査をして陰性で、その後も熱が続き、全身に発疹がでて受診される高学年のお子さんもいた。
溶連菌感染症には、ペニシリン系の抗生剤が第一選択だけど、その粉薬であるワイドシリンやサワシリンが品不足になっている。これが全く供給されないとなるとほんとに困る。
いっぽう、錠剤はたくさん在庫がある。
そこで、体重20kg以上のお子さんで、錠剤が飲めない場合は、サワシリンの錠剤をつぶしてもらって処方している。
インフルエンザは、A型ばかりだが、その中でも、2種類のタイプ、H3とH1が検出されている。
グラフの緑のH3がメインだが、青のH1が少しずつ増えている。
実際に9月と10月に2回インフルエンザに罹患したお子さんもいる。
今のところB型はほとんどいない。
B型は、コロナ禍からずっと流行していないので、もしかしたら、今シーズンはブレイクするかもしれない。
インフルエンザのワクチンを予約していたけど、その前に罹ったお子さんたちも多い。
しかし、インフルエンザワクチンはA型2種類、B型2種類も含まれているので、やはり接種をおすすめしたい。
Posted by さかざきひろみ at 17時53分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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