2023年11月07日(火)
㉝大黄牡丹皮湯 [漢方製剤]
33番、だいおうぼたんぴとう。
桂枝茯苓丸タイプで、便秘がある場合には61桃核承気湯。
それでも、便秘が解消されない、症状がすっきりしない場合に、大黄牡丹皮湯の出番がある。
保険適応病名は、
体力があり、下腹部痛があって、便秘しがちなものの次の諸症:月経不順、月経困難、便秘、痔疾。
右下腹部(ちょうど盲腸のあたり)に圧痛があると大黄牡丹皮湯。
左下腹部の圧痛には、桃核承気湯とも言われている。
大黄と芒硝は下剤。
桃仁と牡丹皮と大黄は駆瘀血作用があり、滞っている血液の流れをよくする。
さらに冬瓜子(とうがん)は、排膿作用。
桃仁以外はすべて、冷やす生薬。
昔の人は、虫垂炎に、この大黄牡丹皮湯を投与していたらしい。
現代では、もちろん外科的対応になるけれど、例えば、保存的に抗生剤投与で経過を見る場合、この薬を一緒に投与するといいかもしれない。
Posted by さかざきひろみ at 18時35分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2023年11月05日(日)
秋のガーデニング第1弾 [おうち]
やっと秋のガーデニング。
といっても、今日も夏日......
今回の購入したビオレとパンジーは、
@よく咲くスミレ(ロゼ ミルクセーキ ラズベリー ラベンダーソフト マーマレード ソーダ パイナップル)
Aパンジーパシオ(クリアローズ ブルーフレア ビーコン)
B花色が変わるビオラ(気まぐれロージー ルミナリエ)
Cハイクオリティビオレ(オレンジ ホワイトローズウイング ももかピーチ)
Dきらきらビオラ(ルビーももか)
Eつのたんパンジー(ラズベリー)
さらにヒアシンス6個 チューリップ28個
28株のパンジーやビオラ。
土の下に、ヒアシンス3個、チューリップ23個。
さらに、鉢植えのアレンジもしたくなって、もう一度お花屋さんへ。
アレンジも完成。
この中にも球根を入れなければ。
それは、また次の機会に。
実は、一番大変なのは、夏の花壇を耕して、下の状態にすること。でもこれが、上のようなお花畑に変えるのが、とても面白い。
花壇はあと、3つ。
一度にはとてもできないので、少しずつ。
第2弾は来週かな。
Posted by さかざきひろみ at 17時40分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2023年11月04日(土)
外来状況 [クリニック情報]
今週もインフルエンザと溶連菌感染症。
すでに警報レベル。
昨日からは夏日で暑いぐらいなのに。
学級閉鎖もあちこちの学校で見られている。
その原因はインフルエンザだけでなく、溶連菌も多い。
インフルエンザと溶連菌感染症のダブル感染をしている場合もたくさんある。
内科でインフルエンザと新型コロナの検査をして陰性で、その後も熱が続き、全身に発疹がでて受診される高学年のお子さんもいた。
溶連菌感染症には、ペニシリン系の抗生剤が第一選択だけど、その粉薬であるワイドシリンやサワシリンが品不足になっている。これが全く供給されないとなるとほんとに困る。
いっぽう、錠剤はたくさん在庫がある。
そこで、体重20kg以上のお子さんで、錠剤が飲めない場合は、サワシリンの錠剤をつぶしてもらって処方している。
インフルエンザは、A型ばかりだが、その中でも、2種類のタイプ、H3とH1が検出されている。
グラフの緑のH3がメインだが、青のH1が少しずつ増えている。
実際に9月と10月に2回インフルエンザに罹患したお子さんもいる。
今のところB型はほとんどいない。
B型は、コロナ禍からずっと流行していないので、もしかしたら、今シーズンはブレイクするかもしれない。
インフルエンザのワクチンを予約していたけど、その前に罹ったお子さんたちも多い。
しかし、インフルエンザワクチンはA型2種類、B型2種類も含まれているので、やはり接種をおすすめしたい。
Posted by さかざきひろみ at 17時53分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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