さかざKIDSブログ

2023年11月07日(火)

㉝大黄牡丹皮湯 [漢方製剤]

33番、だいおうぼたんぴとう。

桂枝茯苓丸タイプで、便秘がある場合には61桃核承気湯。
それでも、便秘が解消されない、症状がすっきりしない場合に、大黄牡丹皮湯の出番がある。

保険適応病名は、
 体力があり、下腹部痛があって、便秘しがちなものの次の諸症:月経不順、月経困難、便秘、痔疾。

右下腹部(ちょうど盲腸のあたり)に圧痛があると大黄牡丹皮湯。
左下腹部の圧痛には、桃核承気湯とも言われている。

画像(320x211)・拡大画像(640x423)

大黄と芒硝は下剤。
桃仁と牡丹皮と大黄は駆瘀血作用があり、滞っている血液の流れをよくする。
さらに冬瓜子(とうがん)は、排膿作用。
桃仁以外はすべて、冷やす生薬。

昔の人は、虫垂炎に、この大黄牡丹皮湯を投与していたらしい。
現代では、もちろん外科的対応になるけれど、例えば、保存的に抗生剤投与で経過を見る場合、この薬を一緒に投与するといいかもしれない。

Posted by さかざきひろみ at 18時35分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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