2022年12月10日(土)

まごっぴも

今週もインフルエンザはゼロ。
新型コロナは週末にかけて少しずつ増加傾向。

一番多いのは、ウイルス性胃腸炎。
毎年12月になると流行する。

保育園児のまごっぴも、かかってしまった。

ちょうど家にお泊りの日。夕食中に、突然「うんちでる〜」
トイレにいったら、うんちでなく、げぼ。
お昼に食べたものがそのまま。

とうとうきたかと。
それから、急に元気がなくなって、
「つばがでる」といっては、嘔吐。
彼は、前もって言ってくれる。
「つばでそうなら、このバケツにだしてね」
できるだけ、その中に嘔吐してくれるが、たまに間に合わないと、バスタオル、お洋服にも少しついてしまう。
私は手袋とハイタ−ざんまい。

吐物がついたものは、ハイターで消毒してお洗濯。
または、捨てれるものはごみ袋へ。
お布団も洗えないので、捨ててしまった。

その日は便はでていたが、おなかもはっていたので、浣腸。
おなかが痛くでうんちしたかったのか、彼はおとなしくお尻をだしてくれた。
普通便のあとに下痢。においは、まさに theウイルス性胃腸炎。

「お茶飲みたい」というのだが、「お茶はだめ」と私が言うと、悲しそうな顔をしてあきらめる。
だけど、「なんか飲みたい」と言い続ける。
「数字が3になったら、6になったら飲んでいいよ」というと、ずっと時計を見ている。
五苓散を少し入れたOS1をひとくちずつ。
大抵はこれでいけるのだけど、時間がたつとまたげぼ。
ただ、飲んでいる量が少ないので、大量に嘔吐するということはない。

ぐっすり寝たら、朝はすっきりしているだろうと油断して、娘が少し多めに水分をあげたら、またげぼ。発症して12時間以上嘔吐していて、とうとうげっそり。

おしっこがでてたので、もう少し我慢させてもよかったのだが、私はクリニックに点滴と五苓散座薬をとりにいった。彼は、暴れることなく、娘が抱っこして座ったまま手をさしだして、私が点滴。とってもかしこかったね。

そのあと、ぐっすり眠れたよう。それからは嘔吐なし。
しかし、全く食べないので、保育園には行けない。
園はお休みして、ノーベルさん(訪問型の病児保育)にお願いした。

ノーベルさんがいらっしゃったときは、かなり元気で、やっとお昼からおにぎりを少しずつ食べることができた。
1日半ぶりのごはん。食べれてよかったね。

同じ保育園で嘔吐している子がおおかったそう。
1日で元気になる子もいれば、まごっぴのように2−3日かかる場合もある。

私も娘もうつると覚悟していた。
しかし、今回はセーフ。

まごっぴ、よく頑張ったね。

Posted by さかざきひろみ at 19時51分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2022年12月08日(木)

面会

今日は、リハビリ病院に入院して初めての面会。
主治医の先生、看護師さん、理学療法士さんから色々母の病状の説明をきいた。
そして、1週間ぶりにやっと母に会えた。

急性期病院に入院中は個室だったので、毎日会うことができていた。

母は私の顔を見たとたん泣いていた。
それをみて、思わずもらい泣き。
一人でさみしかったに違いない。

前もって、リハビリの先生からは、母のリハビリの様子の動画を送ってもらっていた。
そこには、一生懸命、頑張って歩く母の姿があった。

87歳で、約1カ月寝たきりで、もうこのまま寝たきりになるのかなとあきらめていた。
しかし、動画の中で、失調はあるものの、しっかり歩いていた。
真剣な顔で何度も何度も往復する姿がうつっていた。

そして、やっと母の声が聴けた。
急性期病院に入院しているときは、ずっと無言というか、話せなかった。

久しぶりに聞く母の声はかなり低音。
短い言葉だけど、とても一生懸命に話そうとしていた。

とっても痩せてしまったが、以前の母の面影が少しもどってきた。しかも、病院の指定のピンクの可愛いウエアがよく似合っている。

ただ、問題はあまり食べない。
水分もとらない。もともとあまり食べないほうだったのだが。

今は、食べることに対する意欲がないよう。
母も「興味ない」と言いきっていた。

「食べて元気にならないと、まごっぴに会えないよ」
この言葉が一番きく。

そして、夕方は孫っぴとのライン通話。
「大ばあ、たくさん食べてください。
元気になってください。待っているよ。」といって、
あわてんぼうのサンタクロースの歌を突然歌いだしていた。

母は「可愛いなあ」と嬉しそう。
まごっぴは「大ばあ、座ってる」
そう、今まではずっとベッドで寝ている母とライン通話していた。彼にもその違いがわかるのね。

ただ、今後は実際に母と面会できるのは月1回だけ。
あとは月1回のZOOM面会。
母の様子は、定期的に動画を送ってくれるけど。
ライン通話はお願いしたらできそうなのだが。

リハビリ病院の面会は個室であってもとても厳しい。

とにかく、少しでも動けるようになってほしい。
そして、実際に孫っぴに合わせてあげたい。

Posted by さかざきひろみ at 19時36分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2022年12月06日(火)

葛根湯医者 [漢方薬]

江戸時代の落語に「葛根湯医者」というのがある。

「おまえどうしたんだ? どっか悪いのか?」
「先生ね、あっしはあたまが痛くてしょうがないんですよ?」
「それは頭痛だ。葛根湯あげるから、それおあがり」

「あっしは、はらが痛いですよ」
「それは腹痛だ。葛根湯あげるから、おあがり」

「あっしは、あしが痛いんですよ。」
「それは足痛だ。葛根湯あげるから、おあがり」

「あっしは、兄貴が足が痛いって言うんで、一緒についてきたんですよ。」
「あー付き添いか。退屈だろう。葛根湯おあがり」


これは、どんな人にも葛根湯をだしてしまう藪医者の話のようにもみえる。たけど、葛根湯は非常に応用範囲が広く色々な症状にも有効という意味でもある。

付き添いの退屈な人には、葛根湯はさすがに効かないけど、
もしかして、冬で冷えていたら体は温まったかもしれない。

葛根湯に結構広い効能があるということは、昔からわかっていたよう。
1800年前のお薬が、今、新型コロナウイルス感染症の初期に使われて、すこし品薄になっている。
ほんとにおもしろい。

最後に風邪のときの葛根湯内服の注意点。
@飲む時期は
 汗をかく前、寒気がして首筋から背中が凝るときが一番有効。この時期は、風邪のごく初期なので、風邪をひいたなかな、ぞくっとしたときになるので、あらかじめ葛根湯を常備したほうがよい。
A飲み方として、熱いお湯に溶いて、食前か食間に飲むのが一番効果的。さらにそこにショウガをすって入れると、とってもよい。だけど、そんなのめんどくさいということになれば、別に食後にそのまま飲んでも大丈夫。
B胃腸が弱くて、体力のない人は、飲まないほうがよい。
 そんな人は、桂枝湯や麻黄附子細辛湯、または香蘇散。
C元気なお子さんは麻黄湯のほうが有効。

画像(240x180)・拡大画像(640x480)

Posted by さかざきひろみ at 20時13分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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