2023年09月16日(土)
冬??
暑いのに、まるで外来はインフルエンザAが大流行。
1医療機関で1週間の発生が1以上で、流行期に入った。
10人以上で注意報レベルで、4週間以内に大きな流行がおこる可能性がある。
30人以上で警報レベルで、大流行が発生または継続しつつあるという意味になる。
当院は定点で人数をカウントしているのだけど、今週はなんとインフルエンザAのお子さんが21人。
しかも週末にかけて、急激に増えてきた。
まるで真冬並み。
近隣の小学校や中学校で学級閉鎖が相次いで増えている。
これは、今年の冬の残りの株なのか、それとも新たな流行なのか??実際には、1月とか3月にインフルエンザに罹ったお子さんも罹患しているので、新たな株かもしれない。
しかし、これから寒くなり乾燥すると、この冬はさらに大流行する可能性は十分にある。
インフルエンザワクチンのお問合せも多い。
詳細はまたHPにアップするが、今のところ、10/2に予約開始して、10/11から接種開始予定。
インフルエンザに押され気味だけど、新型コロナもまだまだ増えている。
今の流行株はXBBというオミクロンの変異株。
しかし、これがさらに変異して、『EG.5』別名エリスという株がでている。
他にも、『BA.2.86』別名ピロラなるものもでているそう。
エリスは感染力はやや強くなっているそうだが、重症化しやすくなったということはない。
ピロラについては、まだはっきりわかっていない。
実際、外来ではインフルエンザのお子さんの方が圧倒的にしんどそうで、新型コロナのお子さんたちは翌日ケロっとしていることが多い。
次々に変異株がでるので、何度もかかっているお子さんも多い。
そして、インフルエンザと新型コロナの同時に検査できる抗原キットが出荷制限。他にも溶連菌のキットも入荷に時間がかかったりする。そんなことも見据えながら、検査キットの在庫管理が大切になってくる。
夏のお庭は緑が元気。
北斎グラフィックスの晴雨兼用傘。
失くしたのはすでに売り切れで色違いを購入。
Posted by さかざきひろみ at 17時31分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2023年09月14日(木)
Happy♥Birthday!
もうすぐ、まごっびのお誕生日。
当日は会えないので、今日、名古屋へ。
ママは用事でお出かけ。
その間に、いつものケーキ作り。
生クリームを泡立てて、最初は婆と一緒に、
途中から「ひとりでやる〜」
そしてぬりぬり〜。
クリームを絞り出して、マスカットをしきつめる。
皆でお祝いの歌〜。
おめでとう!
今日はトランプ
2人でババ抜き。
真剣にしたけど、ずっと彼の勝ち。
アンパンマンかるた。
「読むから、婆がとって」と。
ひとりでずっと、かるたを取り続ける。
長い道のりだったが、可愛い声で一生懸命よんでくれた。
彼との時間はあっという間。
次は大阪に来てくれる番だね。
Posted by さかざきひろみ at 17時53分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2023年09月12日(火)
28番 越婢加朮湯 [漢方製剤]
えっぴかじゅつとう
これは、熱があって腫れている場合になんでも有効。
即効性があり、私の好きな処方のひとつ。
鼻水はでないけど鼻づまりがひどい場合。
目が腫れてパンパンになっている場合。
(原因は虫刺されでも結膜炎でもアレルギーでもOK)
蜂窩織炎で炎症をおこしているところが、熱くて腫れている。
関節炎で熱をもって腫れている場合。
じくじくしたひどい湿疹。
まさに異病同治。
(違う病気を、同じ処方で治すこと)
ちなみに、冷えている関節炎にはQ桂枝加朮附湯なるものがある。
構成生薬は6つ。
麻黄+石膏の組み合わせで、炎症にともなう浮腫を取る作用あ蒼朮も浮腫を取る。
大棗+生姜+甘草は胃腸機能改善し胃薬の効果。
以前、私は鼻閉があるときに飲んでみたが、鼻からスコーンとぬけるように鼻づまりがとれてびっくり。
あとフルマラソンの練習で、膝や腰が痛くなったとき、この薬がとってもよく効いた。
著効例は、21歳のひどい花粉症の女の子。
目がパンパンにはれて、鼻がつまって死にそうということで来院された。
㉘越婢加朮湯を外来で1包飲んでもらったところ、飲んでいる途中から
「ふんふん、あれ鼻づまりましやわ」
飲み終わった後、目の腫脹もましに。
彼女曰く「粉薬嫌いやけど、これめっちゃ効くから、欲しい」
鼻がつまって夜眠れないと泣いていた4歳の女の子。
鼻閉がすっきり治って、私に「苦いくすりくださーい」と。
Posted by さかざきひろみ at 01時29分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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