2023年06月06日(火)
19番 小青竜湯 [漢方製剤]
しょうせいりゅうとう。
これは、有名で知っている方も多い。
透明の鼻水がだらだらでるときに効くくすり。
ただ、鼻水だけでなく、水っぽい痰がでる咳にも有効。
保険適応病名は、
水様の痰、水様鼻汁、鼻閉、くしゃみ、喘鳴、咳嗽、流涙。
気管支喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、感冒
構成生薬は、身体を温める(赤)ものが多い。
したがって、冷えて鼻水だらだら。
桂皮はシナモン。今までもいろんな漢方に含まれる。気のめぐりを改善して、身体を温めて、抗炎症作用もある。
麻黄、半夏、細辛、五味子は、咳止めで去痰作用もあり、肺を温める。
また、五味子は粘膜を引き締めて鼻水を止める作用もある。
乾姜は、生の生姜でなくて、生姜を蒸して干したもの。
附子の次に、温める作用が強い。
芍薬は、鎮痛作用があり、甘草はこの8つの生薬を調和して、副作用がでないように緩和する作用もある。
小青竜湯の味は、五味子のせいで、酸っぱい。
しかも苦くて、かなり飲みにくい。
ただ、大きいお子さんには錠剤もある。
先日孫っぴが風邪をひいたときのこと。
ひとりで朝起きて、自分で漢方薬箱をあさって、
R小青竜湯と109小柴胡湯加桔梗石膏を両手にもって、
「お鼻でる〜、ねえどっち飲んだらよい」
まだベッドで寝ているママとパパのところに聞きにきたらしい。
Posted by さかざきひろみ at 19時56分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
トラックバック
トラックバックURL
http://www.sakazakidsblog.com/tb.php?ID=3237