2023年06月17日(土)

漢方jp&新興医学出版社ブース [漢方薬]

金曜日から日本東洋医学会に参加。

企業展示に漢方jp&新興医学出版社のブース。
漢方jpは新見正則先生が運営する漢方のyoutube。
新興医学出版社は、フローチャート漢方薬シリーズをたくさん出版された会社。
林社長さんも、自らブースにいらっしゃった。

そこで、見つけた新見先生の新刊の本。

「しあわせの見つけ方」
18歳で成人されたお嬢さまのために書かれた本。

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「僕たち家族のこと」、「教えておきたいこと」、「娘へのエール」で構成されている。

お嬢さまへの愛情があふれていて、一気に読めた。
さらに、新見先生へご両親への感謝の気持ちもたくさん書かれている。
これは、親であっても、子であっても誰でも感動するはず。

キーワードは、「直感、Serendipity、レジリエンス、ご縁、無形財産、逆境、挑戦、偶然、両極端、レアな存在、踏み出す、素の自分」

そして最後にお嬢さまからのお手紙。
とても素晴らしい本。
多くの方に読んでいただきたいと思った。

また、今回漢方jpの先生方と金曜日夜にご一緒させて頂いた。
普段、画面越しにしか見ていない先生方。
実際お会いして、とても楽しい時間をすごすことができた。
楽しすぎて、お写真とるのを忘れてしまったけど、
皆で、「集合!漢方jpドクターイチオシ溺愛漢方」というライブ配信。

さらに翌日は、いずみーると一緒に漢方jpブースから日本小児漢方懇話会の宣伝ライブも。

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私のフローチャートこども漢方薬の本も展示していただいてたのだが、韓医の小児科教授の先生が気に入ってくださった。
それで、なんと韓国版を出版したいと。

本を書くことで、多くの先生方と出会うことができた。
初対面の方からも、「先生の本、外来で参考にしてます」という嬉しい言葉を頂いたりする。
これも、新見先生にお声がけしていただいたおかげ。
新見先生の本の中から引用させていただくと、
ご縁、挑戦、偶然、踏み出したおかげ。
ありがとうございます。

そういえば、本の出版は父も母も喜んでくれたのを思い出した。
実家の整理をしているときに、私の本が大切に保管されていた。

Posted by さかざきひろみ at 20時36分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2023年06月15日(木)

母には、最期はお着物を着てもらいたくて、どれがいいか実家で探していた。
着物は、母が倒れる2カ月前に染め直してもらっていたもの。
きっと、それを着てお茶会に行く予定があったに違いない。

帯は、私が娘の卒業式に貸してもらった帯がよいと思った。
母は、「この帯はすごい由緒のあるもの」ということを私に自慢していた。

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この写真は娘の卒業式のときのもの。
このとき、娘は着付けしてもらったけど、
母は自分で着て、私は母に着せてもらった。
そういえば、私が成人式のときも母に着せてもらった。


この帯を実家で必死に探した。
だけど、着物のお部屋にその帯はなかった。
別のたんすやらクローゼットを探したけどない。

結局たくさんの帯のなかから、この3つを選んで、薄緑のお花の帯にした。

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ところが、先日来客があったときに、お座敷のお座布団をだそうとしたら、その下に、帯があった。

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妹にその話をしたら、
「ばあちゃん、この帯は姉ちゃんに持っておいて欲しかったんやわ。
焼かれるのは嫌やったんやと思う。
姉ちゃん、持って帰りや」

不思議だけど、座布団の下に入れてたなんてほんとに不思議。
しわを伸ばすためとかに置いてたのかもしれない。
だけど、妹が言うように、私にもっておいて欲しかったのかも。
私も妹も、着物を着ないので、すべて処分するつもりだった。
だけど、この帯は大切に持っておきたい。
あらためて、見るとほんとに素敵な帯。
ばあちゃん、ありがとう。

Posted by さかざきひろみ at 19時19分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2023年06月13日(火)

20番 防己黄耆湯 [漢方製剤]

ぼういおうぎとう。

肥満のくすりとして有名。
防己黄耆湯は水太り、
防風通聖散は脂肪太り。

胃腸機能が弱く、食べても体で処理できずに余るため肥満となってしまう。
それで、胃腸機能を元気にして、余分な水を排出。
その結果、身体をひきしめ、水太りやむくみを改善することができるお薬。

イメージとして、色白でぽっちゃりタイプ。
とっても汗っかきで、疲れやすいタイプ。
そんな感じの方の不調に効く。

小児科領域では、あまり出番がない。

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黄耆+防已はむくみに有効。
皮膚にしまりがないため、汗がもれでるのを防ぐ作用。
蒼朮は、五苓散にも含まれていて、利水作用。
大棗+生姜+甘草は胃腸機能改善の組み合わせ。

変形性膝関節症の患者さんで、膝に水がたまって、腫れている感じのときによく処方される。

ただ実際は、防己黄耆湯だけでは関節炎にはいまいちで、㉘越婢加朮湯をすこし加えたほうが効果的。

保険適応病名は、以下のとおり。
色白で筋肉が柔らかく水ぶとりの体質で疲れやすく、
汗が多く、尿量が少なく、下肢に浮腫をきたし、膝関節の腫痛するものの次の諸症:
腎炎、ネフローゼ、妊娠腎、陰嚢水腫、肥満症、関節炎、せつ、よう、筋炎、浮腫、皮膚病、多汗症、月経不順。

Posted by さかざきひろみ at 19時19分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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