2023年08月26日(土)
外来状況
今週は、ゲリラ雷雨が多い。
私は幸いにも、遭遇せず。
だけど、お気に入りの日傘を2本も電車の中に忘れてしまった。
今年、購入したばかりの北斎グラフィックの傘も。
とっても気に入っていたのだけど、失くしてしまった.....。
外来ではお熱のお子さん達がかなり減った。
ただ、まだインフルエンザAがあるからびっくり。
covid19は横ばい。
感染経路は、家族から、学校のいきいきやクラブなど。
小学生、中高生のお熱はcovid19であることが多い。
目の症状がひどいアデノウイルスはまだ多い。
病児保育がアデノのお子さんばかりで、満杯とのこと。
熱が下がっても、眼の症状がしつこいので、なかなか登園できない。1週間ぐらいはかかってしまう。
溶連菌もまだ多い。
こちらは、抗生剤を内服して24時間経過して、症状がなくなり本人が元気なら登園できる。
アデノと溶連菌のダブルで罹患している場合もある。
今週から2学期が始まる。
夏休みに遅寝遅起きしてしまうと、リズムをとりもどすのに時間がかかる。
2学期は運動会や遠足やら楽しいことがいっぱい。
みんなで元気に参加したい。
Posted by さかざきひろみ at 20時05分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2023年08月24日(木)
26番 桂枝加竜骨牡蛎湯 [漢方製剤]
けいしかりゅうこつぼれいとう。
柴胡加竜骨牡蛎湯の虚弱バージョン。
エネルギッシュにドキドキしているのが、柴胡加竜骨牡蛎湯。
桂枝加竜骨牡蛎湯は、体力のない弱々しい人が、不安で動悸がしているようなイメージ。
不安、不眠、動悸、怖い夢などの症状に、元気がない、食が細い、顔色が悪いなどの症状があるときに処方する。
中身は、虚弱な人の風邪の初期につかう桂枝湯に精神安定と動悸をおさえる作用のある竜骨と牡蛎が加わったもの。
桂枝湯は小建中湯にも、柴胡桂枝湯にも含まれている。
保険適応病名を見ると、
下腹直筋に緊張のある、比較的体力の衰えているものの次の諸症。小児夜尿症、神経衰弱、性的神経衰弱、遺精、陰萎。
ちなみに竜骨は大型哺乳動物の骨、牡蛎はかきの貝殻。
こんなもんが、メンタルを安定させる作用があるのよね。
これを発見した人はほんとにすごいわ。
Posted by さかざきひろみ at 20時02分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2023年08月22日(火)
目も夏バテ
最近話題になっている。
原因は3つ。
1)強い紫外線による目の日焼け
海水浴に行った後、急に眼がかすんで、眼科にいったら、眼に傷がついていたそう。
強い紫外線で、眼がかなり乾燥するので、負担がかかる。
サッカー少年で、眼が真っ赤になって来院されたお子さんもいた。野球はまだ帽子があるけど、サッカーは帽子がないし、サングラスも難しい。
予防としては、やはりサングラスや日傘。
どうしても、難しいときは、長時間紫外線を浴びない方がよいけれど、運動しているお子さんたちは、なかなか難しいね。
2)冷房による乾燥
冷房で、乾燥しすぎてドライアイになることも。
エアコンの冷風を30分浴びると、涙が蒸発してしまうので要注意
また、ハンディ扇風機もドライアイの原因。
顔に1分間ハンディ扇風機の風を当てると、涙が蒸発して角膜がむき出しになって傷つきやすくなってしまうことがわかっている。
予防としては、直接目に冷気をあてないこと。
また、冷房の温度も冷えすぎないようにしたほうがよい。
3)スマホやパソコン、タブレット。
ゲームなどに集中すると、まばたきが減って目が乾燥してしまう。
暑いので、家の中で遊ぶ時間が長くなるので、いつもよりゲームやスマホを見る時間が長くなっている方が多い。
30分〜1時間に1回ぐらいは、遠くを眺めたりまぶたを閉じて、眼を休ませることが大切。
それよりも、実際スマホやタブレット使用で、近視のお子さんがとても増えている。3−6歳では50%、小学生では70%、中学生では90%ものお子さんが近視とのこと。
また、眼の夏バテとは少し違うけど、
熱中症になった人は、そうでない人たちに比べて、5年後の白内障の発症率が大体4倍ぐらいに高くなることが分かったそう。
熱中症で、体温が上昇し眼球の温度が上がることなどが原因。
目はとても大切。
暑さや乾燥から、目を守りたい。
私は、朝夕、電子レンジでチンした蒸しタオルで目を温めている(600wで40秒)
血行がよくなって、筋肉の緊張がほぐれ、リラックス。
あとは、ドライアイの点眼かな。
おかげで、今のところ裸眼でも全く困らない。
老眼も今のところ、ひどくない。
一時、糸が針に通りにくかったけど、今は回復して大丈夫。
Posted by さかざきひろみ at 19時24分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
【 過去の記事へ 】