2023年10月12日(木)
31番呉茱萸湯 [漢方製剤]
ごしゅゆとう。
呉茱萸というのは、ミカン科の果実で冷えに効く生薬。
作用として、胃を温めて、水のバランスをよくする作用。
構成生薬の4つがすべて身体を温める。
したがって、片頭痛に有効といわれているが、特に冷えがあり、嘔吐がある場合に処方する。
身体が冷えていない人には効かない。
胃の冷えが上に上がって,頭頂部や側頭部の頭痛,つばやよだれが出やすいと言うような症状に効果がある。
新見先生曰く、トリプタン製剤を飲んでいる人で5人に1人はトリプタン製剤がほぼ不要に、5人に3人は使用頻度が減少、5人に1人は効かないとのこと。
保険適応病名としては、
手足の冷えやすい中等度以下の体力のものの次の諸症:
習慣性片頭痛、習慣性頭痛、嘔吐、脚気、衝心。
ただ、漢方薬のなかでもめちゃくちゃまずい部類。
まずいけど飲めるという人は効く可能性が高い。
まずくて絶対飲めないという人には効かない。
Posted by さかざきひろみ at 18時59分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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