2022年07月19日(火)

海外では

日本では、BA5への置き換わりで、どんどん感染が拡大中。

海外ではどうなっているんだろう。
実はポルトガルでは、5月上旬にいち早く大流行したが、今感染が収束している。
感染者数は過去最大だが、重症者や入院患者数は過去最少。
多くの人は比較的軽症で自宅療養で回復されたらしい。

しかし、80歳以上や基礎疾患がある人は重症化。
すぐに、4回目接種を行ったところ、重症患者さんも減ったらしい。新型コロナワクチンは3回目から5ヵ月以上経過したら、効果がかなり低下する。
高齢者の方は、重症化するリスクが高いので、まだの方はできるだけ早く4回目を接種されたほうがよい。

ニューヨークでも現在BA5が増加しているが、行動制限もなく、外ではだれもマスクをしていない。イギリスでは、すでに新型コロナに対する規制をすべて撤廃している。イギリスもアメリカも、もう新型コロナについて関心がうすくなり、症状があっても検査しなくてもよいことになった。したがって、感染者数も正しく把握されていない。
同じウイルスなのに、国によってぜんぜん違う。

BA5については、軽症が多いと言われていたが、これは入院するほど、酸素を必要とするほどではないと言う意味だと思う。
実際外来でみていて、以前のオミクロン株よりしんどそう。

39-40℃の高熱で、嘔吐もあって辛そうなお子さんも多い。
確かに2.3日で回復して入院されているケースは今のところない。
BA5は感染力が強く、ワクチン接種歴の少ない小学生の間で大流行するのは、仕方ないかもしれない。ワクチン接種しても罹患する人もいるが、全く接種してないお子さんの方が明らかにしんどそう。

5-11歳のワクチンは、意見が色々あるが、先日日本小児科医会が「お子さんへの新型コロナワクチン接種を迷っている保護者の方へ」というメッセージを発信された。
アメリカでは6ヵ月から5歳未満のワクチンも始まるらしい。


Posted by さかざきひろみ at 19時22分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2022年07月18日(月)

連休

本来なら、神戸温泉蓮に行く予定だった。
しかし、色々あってキャンセル。

主人は、来週に学会で北海道へ。
これも一緒に行こうか迷っていた。
予想が外れて外来がとても忙しく、行かなくてよかった。

連休中は、お家のお片付けやお庭のお手入れ。
執筆作業に、WSの準備。
日本小児科医会フォーラムの視聴に懇話会の視聴。
実は、お家にいてもやることがいっぱい。

あっという間に時間が過ぎていく。
休みの間も5時起床21時睡眠は変わらない。

今日も朝5時起床。
雨上がりの朝ラン。
朝の空気は心地よく、そんなに暑くもない。

日焼けだけが怖いが、走るのは気持ちよい。
たくさん走ると疲れるので、5kmぐらいが丁度よい。
公園には、ひまわりがいっぱい。

画像(240x180)・拡大画像(640x480)
画像(180x135)・拡大画像(640x480)

そして、久しぶりにカーテンのお洗濯。

リビングのカーテンは天井から下がっているので、取り外しも取り付けも脚立に乗らないといけない。

画像(180x240)・拡大画像(480x640)

さらに、一枚ずつ別々なので、ひとつずつはずして、お洗濯して取り付ける。

上をずっと見上げていると、ちょっとクラクラ。
一気に完成させるつもりだったが、脚立の上でクラクラはやばい。
さすがにここから転落したくはない。

ちょっとずつ休憩しながらの作業。

でも完成したあとは、お洗濯のいい香りがいっぱい。
カーテンのお洗濯は気持ちよいね。

Posted by さかざきひろみ at 17時07分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2022年07月16日(土)

外来では [クリニック情報]

とうとう第7波。
世間では新型コロナ感染がとても増えている。

外来でも発熱患者さんがとても多い。
小児科ではまだまだ新型コロナ感染より、他の感染症による発熱の方がずっと多い。
しかし熱がでたら、新型コロナを心配されるのは当然かと思う。いつもなら様子をみるのに、元気でも念のための受診も増えてくる。

これはうちだけではない。
どこの小児科でも同じようなことがおこっていて、大変だと思う。
こんなときこそ、焦らずに気持ちを落ち着かせて、深呼吸。

今は、発熱患者さんは、フル装備で、個室で診療しないといけない。
あのN95マスクはとにかく呼吸が苦しい。
患者さんと色々お話ししていると、息があがってくる。
ひとりひとりフル装備を着たり脱いだりするので、そのスピードはメッチャ早くなくてはいけない。

また私は、暑さに強いが、汗かきの男性ドクターは物凄く大変とのこと。屋外で発熱患者さんを診療している先生も多く、熱中症にも注意しないといけない。屋外診療のことを考えると私は恵まれている。

また、近隣の総合病院も満床のところが多く、依頼してもなかなか入院できない。それで、別のところを探すのに時間がかかる。病院を探しながら、診療もとめるわけにはいかない。

実際お子さんの発熱の原因は、
 1)夏風邪(検査しても何もでない)
   熱が1日で下がる場合もあるし、数日つづく場合もある。
   高熱が続くケースも、比較的元気があり、血液検査も正常。
 2)RSウイルス
   高熱と咳。ぜいぜいして夜間も咳がひどい。
   熱も4.5日続く。
   保育園で大流行中。小さいお子さんにとっては一番大変で、入院されるケースもある。
 3)ウイルス性胃腸炎
   嘔吐、下痢、熱。 嘔吐だけの場合、下痢だけの場合もある。
 4)新型コロナ感染
   小さいお子さんたちは、ご両親の風邪症状、または園で流行している場合に疑われる。
   小学生以上の場合の高熱については、新型コロナが一番怪しい。
   症状としては、咳鼻水がなく高熱と咽頭痛。
   または、高熱と嘔吐などの胃腸炎症状。
   最初は、ほとんど咳も鼻水もないことが多い。
 5)溶連菌感染症
   いつもより、発生件数はとても少ないがゼロでない。
   先日は、新型コロナとのダブル感染があった。
 6)アデノウイルス
   少し前は多かったが、今はすこし減っている。

もうすぐ夏休み。
せっかく、お子さんたちが楽しみにしているので、元気に過ごしたい。
免疫力アップのためには、睡眠、食事、適度な運動、さらにいっぱい笑うことが大切かな。

Posted by さかざきひろみ at 19時12分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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