2022年07月12日(火)

五苓散 [漢方薬]

P五苓散は体の水のバランスを調節する薬。
湿度の高い日本では、身体の水のバランスをくずす人が多い。
梅雨時もそうだし、今日のような日も。

水のバランスを崩してしまうことを水毒という。

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寺澤捷年先生の水毒スコア

合計13点以上が水毒。
ちなみは、私は車酔い+めまい∔立ちくらみ∔浮腫傾向+腹部大動脈の拍動で35点。

水毒に有効な漢方薬はたくさんある。
私が良く処方するのは、
P五苓散、㊴苓桂朮甘湯、㊲半夏白朮天麻湯、㉚真武湯、㉓当帰芍薬散、R小青竜湯、㉘越婢加朮湯、㉛呉茱萸湯など

一番の代表選手がP五苓散。

梅雨時の身体の重だるさ、雨降り前の頭痛、熱中症予防、乗り物酔い予防、二日酔いにもとてもよい。
乾杯の前に五苓散、飲んだあとにも五苓散。
また上半身のむくみ、顔のむくみにも。

さらに、ウイルス性胃腸炎で、のどの渇きがあるときに効果的。

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夏場はのどが渇くので、水分をたくさんとってしまう。
水毒のある人は、浮腫んだり、胃にたまったりして、その水分が身体に偏在してしまう傾向がある。
一緒に五苓散を飲むと、バランスよく水がめぐる。

1800年前の薬だが、現代でもとても有効。
私自身、知っててほんとによかった漢方薬。
五苓散がないと生活できないといっても過言ではない。

Posted by さかざきひろみ at 18時07分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2022年07月10日(日)

婆とねんね

孫っぴのお泊り。
いつもママとねんねだが、今回は私達とねんね。
車でお迎えに行ったときから、「爺と婆と寝る」と自分に言い聞かせるようにお話ししていた。

娘が、前もってさんざん言い聞かせていたよう。

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大婆が見守る中、パズル。
最近パズルが大好き。

今は30ピースもOK。
もう少し多いのを買ってこよう。
真剣にトライ中。

ねんねの前には花火。

最初は爺がするのを遠くから見ていた。
でも気づいたら、花火をもっていた。

「ピンク、みどり」と楽しそう。

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終わった後は、ちゃんとバケツにポイ。

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8時すぎには、私と爺といっしょにベッドへ。
いつもの本を読んで、ねんね。
彼は、寝るまでずっと喋っている。
「花火した〜」
「大きいギュしよ〜小さいギューしよ〜」
私が先に眠くなってたら、チューをしにくる。

でも、最後に、それまで一切言わなかった「ママは??」と一言。
「今日は、婆がママ」というと、にこっとしていた。
そのあともずっと爺とおしゃべり。
きっと私の方が先に寝ていたよう。

朝5時におきたとき、彼もむくっとおきる。
最近は夜もおしっこをしない。

はじめての婆とのねんね。
ちゃんとできたね。

Posted by さかざきひろみ at 18時30分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2022年07月09日(土)

外来状況 [クリニック情報]

ほんとにありえないことがおこった。
平和な日本でこんなことがおこるなんて。
現実のこと??と信じられない気持ちでいっぱいで。
世の中では色々なことがおこる。
そのひとつひとつに動揺してしまいそうになるが、乗り越えていかないといけない。
安部元総理のご冥福を心からお祈りします。

外来では、またまたコロナが増えてきた。
これは、通常どおりの生活になってきているので増えて当然。

当院では、新型コロナを検査する目安として38℃以上かつ医師が必要とした場合にしている。
ただ、熱がでてすぐだと偽陰性になることもある。
お子さんにとって、鼻の検査は痛くてつらい。
過去に検査を経験したお子さんたちは、まだ何もしていなくても鼻をおさえて大泣きしている。

検査回数はできるだけ減らしてあげたい。
水分がとれて、比較的元気であれば、慌てずに翌日受診のほうがよいかなと思う。

あとはRSウイルスが多い。
昨年も6-7月に大流行したのだが、今もあちこちの保育園ではやっている。

小さいお子さんにとっては、コロナよりRSウイルスのほうがしんどい。
ただ、RSウイルスはとっても咳がひどくなる。
熱も4-5日続き、喘息のような咳になる。

他には、アデノウイルス、ウイルス性胃腸炎、夏風邪など発熱疾患がほんとに多い。
今週は、発熱外来がつねに満杯で、私もスタッフも走り回っていた。
脱いだり着たり、脱いだり着たり。
N95マスクで呼吸もしにくい。
嫌がるお子さんを抑えつけて検査するのも心苦しい。

もし、新型コロナが2類のままで、インフルエンザが流行したら、外来はどうなってしまうのだろうか??
何かうまくいく対策をたてなければ....。
でも乗り越えられない試練はないといつも思う。

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Posted by さかざきひろみ at 16時12分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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