さかざKIDSブログ

2022年03月29日(火)

遅くなった

突発性発疹は、1歳前後のお子さんが、突然、発熱して高熱が3日程度続き、熱が下がってからに発疹がでる病気。

高熱がでても、お子さんはママがそばにいれば、比較的元気で、ミルクやおっぱいも飲める。
丁度3日たったころに、全身に発疹がでるのだけど、この時に、とっても機嫌が悪くなる。
あるママは、お子さんがあまりにもキーキーいうので、
「性格が変わったかと思いました」
抱っこしても泣くし、降ろしても泣く。
だけど、1-2日ぐらいたつと、機嫌がよくなっていく。

たいていのお子さんが罹る病気だけど、最近は突発性発疹を発症する年令が遅くなっている。

30年前には、発症年齢は9.3±4.2ヵ月〈5.1ヵ月〜1歳1ヵ月)
ところが、最近は17.4±10.2ヵ月(7ヵ月〜3歳9ヵ月)とのこと。

実際2歳ごろに突発性発疹になるお子さんも多く、4歳で発症したお子さんも経験した。

遅くなったのは、少子化が原因らしい。
普通は、ママからの免疫がきれるころに、兄弟から貰うのだけど、少子化のためにその機会が少ない。
結果、保育園に入園してから罹患するのではないかと推測されている。

また、突発性発疹にかかったことがないという方もいる。
実際、感染しても症状が出ないケースが20〜40%程度あると言われている。

今、熱がでると新型コロナが疑われるが、もちろん陰性で、結局突発性発疹だったねというケースも多い。

昔からある病気も色々と変わっていく。

画像(240x180)・拡大画像(640x480)

Posted by さかざきひろみ at 16時45分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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