2023年01月19日(木)

くるみ

木の実アレルギーが増えている。
クッキーやケーキの中に、くるみなどの木の実類が入っていることもも多い。
知らない間に食べて、そのあと蕁麻疹や咳がでて受診されるお子さんたちもいる。

食物アレルギーの原因の第1位鶏卵(33%) 第2位牛乳(18.6%)で第3位が木の実類(13%)。

年齢別にみると以下の表のとおり。
3−6歳の第1位。

ちなみに落花生(ピーナッツ)は木の実類ではない。

画像(320x122)・拡大画像(453x174)

2020年の即時型の食物アレルギーの年齢による原因食物の順位(初発例)

木の実類は、くるみ、カシューナッツ、アーモンドがメインで、他にはマカデミアナッツやヘーゼルナッツがある。

また、2020年の15歳未満のアナフィラキシーの第1位が木の実類で2歳代が一番多いとのこと。

なぜこんなに増えているのか
原因として
1)木の実の輸入量が増加し、国内消費量が増えた。
2)木の実含有オイルの使用量が増えた。
3)ナッツを食べたあと、手を洗わずに、お子さんの保湿をしたため、経皮感作された。

などあるが、確かな理由はわかっていない。

また、卵アレルギーがある場合は、くるみのコンポーネント抗原であるJugr1(ジャグラーワン)感作が起こっていることが多いとのことで、注意が必要。

うちの孫っぴもくるみがダメやった。
少しなら食べても大丈夫だったのだけど....。

そういえば、私がナッツ類をヨーグルトに入れて毎朝食べていた。彼のよだれかぶれに、頻繁に軟膏を塗布していたので、その時に感作されたのだろうか?
朝夕の保湿のときは、さすがに手を洗っている。
だけど、よだれをふくたびに、軟膏を塗布していたときは、その都度の手洗いはしていなかった。
婆のせいか....。

私が責任をもって、少量負荷試験してもいいのだけど。
0.1gぐらいなら食べていたので、大丈夫かな。
それがいけたら、毎日すこしずつ食べたら耐性が獲得されるはず。
もちろん、くるみを食べなければ症状はでない。
だけど、たまたま何かに入っていて、気づかず食べてアレルギー症状がでることもある。
できたら、少し食べても大丈夫にしておきたい。

Posted by さかざきひろみ at 19時47分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2023年01月17日(火)

紛失

AirPodsがどこを探しても見つからない。
確か充電してたはずなのに。
一生懸命探したけど、ダメ。
諦めて、再度購入。

だけど、年末に普段あまりつかわないBagからでてきた!
すでに買ってしまったので、2つあってもなあ。
ところが、先日電車のホームで、左耳からAirPodsがコロン。
拾わなくてはと追いかけたが、あっという間に線路へコロン。
「やってしまった.....」
電車は当分こなさそうだったけど、さすがに取れない。
せっかく、一つでてきたのに、新しいのは失くしてしまった。

今年初の紛失物は元旦。
マフラーをしようと思ったらない!
前日、京都に旅行にいったときはあったのに。

どこにいったのだろう。
普段なら諦めるけど、めっちゃ気に入って購入したてのマフラー。

タクシーに乗った時は、主人が後から降りたので、車内には絶対なかったと。
となると、「はるか」。
ここでは、座席の奥に私がいた。
忘れ物がないかなんて、確かめない。

わざわざ電話するのが面倒なので、いつも諦めるだけど、
JR西日本はチャットで検索できた。
元旦でもOK。

すると、「お探しのマフラーありました。関西空港駅であずかっています」
さらに、ちゃんと天王寺まで届けてくれた。

紛失したものが、こんなに早く見つかったのは初めて。
めっちゃ嬉しい。

天王寺のお忘れものセンターに取りに行ったとき、前にいた方が係の人に、すごく感謝していた。
私も同じ気持ち。
ほんとにありがとうございました。

まだ見つからない私が失くしたものたち。
皆、どこかにいるのかなあ。

画像(240x180)・拡大画像(640x480)

Posted by さかざきひろみ at 18時22分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2023年01月15日(日)

桔梗! [漢方薬]

相変わらず漢方薬の品薄。

今週はとうとう109小柴胡湯加桔梗石膏が残りわずか。
再入荷もあったけど、少しだけ。
葛根湯も一時危なかったが、なんとかもちなおした。

109番がないと、困るという方が多い。
私も、109番がこの世からなくなったら、辛いかも。
のどの痛みに、めっちゃ効く。
鎮痛剤も痛みに有効だが、抗炎症作用はないか、あっても少ないものばかり。
ところが、109番は抗炎症作用が強い。
そのような作用のある西洋薬は、ステロイドぐらいだろうか。

さらに胃腸機能改善作用もあるし、人参が含まれているので、体を元気にしてくれる。

しかし、ないものはしかたない。
109番の代わりとして、桔梗湯や桔梗石膏がある。
109番に比べて、抗炎症作用はやや劣るけど、のどの痛みに有効。 
ただ、これらも若干不足気味とのこと。

薬局で購入できるものとして、銀翹散(ぎんぎょうさん)や駆風解毒湯(くふうげどくとう)がある。これらはネットでも買えるがちょっと高いのが欠点。

この4つの薬の共通点はどれにも桔梗が含まれている。
桔梗というのは、お花の桔梗の根っこ。
抗炎症作用、排膿作用、さらに去痰作用もある。
とびひに有効な排膿散乃湯や十味敗毒湯にも含まれる。

銀翹散や駆風解毒湯にも荊芥、連翹という抗炎症作用のある生薬が含まれる。

銀翹散がいまいちで、経過が長引いたり、さらに炎症が強いときは駆風解毒湯。
ただ、このふたつはめっちゃまずい。
まさに良薬口に苦し。

これは、5つの漢方薬の生薬構成の比較表。
漢字とか難しいけど、参考になれば。

画像(320x299)・拡大画像(640x599)

生薬構成の比較

Posted by さかざきひろみ at 18時35分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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