2023年02月11日(土)
コラボ [漢方薬]
2024年の東洋医学会総会は大阪で開催。
会頭は三谷ファミリークリニックの三谷和男先生。
まだ1年半ぐらいあるけれど、いろいろ準備が始まっている。
その中で、まり鍼灸院の中村真理先生と小児漢方と小児鍼灸のコラボのシンポジウムを企画。
先日、真理先生、COCO鍼灸院の西口陽子先生と会議。
仮題名を「小児の日常診療に東洋医学を!」または
「小児の日常診療に漢方&鍼灸を!」
内容や講師の先生などについて色々話し合う。
だけど、女子3人が集まると、つい脱線。
美味しいイタリアンを食べながらなので、まるで女子会。
西口先生とは初めてお会いしたけど、とても話しやすい。
もともと真理先生に体調不良を治してもらって、鍼灸の素晴らしさを実感。それから学校に通って、鍼灸師になられたとのこと。
しかもエステシャンでもあり、まさに女性の美の味方。
もちろん、小児針もされている。
素敵な先生方と、ご一緒させて頂いて、とても楽しみ。
今回の学会とは関係ないが、実は真理先生とは偶然にも雑誌でコラボ。
小児診療編で、漢方が私、鍼灸が真理先生。
ますます広がる東洋医学の輪!
Posted by さかざきひろみ at 20時23分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2023年01月26日(木)
冷えは大敵 [漢方薬]
西洋薬には体を温める薬はないが、漢方薬にはいっぱいある。
これは、ママ世代の冷えのフローチャート。
もちろん、冷えの漢方は他にもたくさんあるが、とりあえずこの中から処方することが多い。
手足が冷たくて、しもやけになったことがある人には㊳当帰四逆加呉茱萸生姜湯。
おなか(特に胃のあたり)が冷える人で、色白で華奢、まためまいたちくらみ、めまいがある人には㊸六君子湯。これが効く人は胃のあたりをたたくとぽちゃぽちゃ音がする。
冷えると腹痛があって、おなかがはっている人には100大建中湯。
下痢があって、めまいたちくらみがある人には㉚真武湯。
私は体調を崩すとひどい下痢をする。
その際、ヒア汗がでて全身が冷たい。こんなときに㉚真武湯がめっちゃ効く。
月経関連トラブルもある人には、女性漢方の3つから。
後もう少しというときは最強の温薬である、附子末を追加できる。
他にもエイジングで冷えが出てる場合にはF八味地黄丸や107牛車腎気丸。夜間頻尿にも有効。
さらに、私が好きなのは127麻黄附子細辛湯。
これは寒いときに飲むとすぐにポカポカしてくる。
麻黄、附子、細辛の3つだけが含まれている。
生薬の数が少ない方が即効性がある。
附子と細辛で体の中を温めて、麻黄で体の表面を温める。
冷えの漢方の中で、いつも私の漢方ポーチに入れているのは、㉚真武湯と127麻黄附子細辛湯。
温活には、漢方がいいけど、
他にも、冷たいものや甘いものはできるだけ食べない。
手首、足首、首を冷やさないことも大切。
体を温めると、免疫力も代謝もアップ。
そしてメンタルもアップする。
最近購入した絵本たち。
なかなか面白い。
Posted by さかざきひろみ at 19時46分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2023年01月21日(土)
まだ [漢方薬]
漢方薬の品薄が続く。
A葛根湯加川芎辛夷の錠剤がない! 緑の2番。
処方件数がとても多かったので、困る方が多い。
鼻閉にとっても有効で、大きなお子さんは錠剤を希望されていたので、たくさん処方していた。
コロナなインフルエンザで高熱と鼻閉が強い場合は、@葛根湯でなくA葛根湯加川芎辛夷を処方。
P五苓散の錠剤もない。 茶色の17番
片頭痛やめまいなどに有効で、これも多くの方が飲んでいた。
どちらも粉薬は大丈夫。
錠剤を好んで飲んでいた方は、薬の効き目がわかっているので、ほんとに辛いときは粉薬を飲みますといってくれる。
ただ、最初に処方する人は、粉薬がいやだという先入観があるので、なかなか難しい。
絶対粉は嫌という場合、少し違うけど
A葛根湯加川芎辛夷は、95五虎湯の錠剤やR小青竜湯の錠剤でなんとか代用。
P五苓散は、㊴苓桂朮甘湯でなんとか代用できるかな。
そして、とうとう109小柴胡湯加桔梗石膏も一時的にゼロに。
これは、小柴胡湯+桔梗石膏、または、柴胡桂枝湯+桔梗石膏などで代用。
漢方薬は生薬で構成されているので、それが理解できていれば何とか代用できるものが多い。
外来では、インフルエンザAが大流行。
発熱外来では、毎日インフルエンザAが10人以上。
新型コロナウイルス感染症は2−3人。
圧倒的にインフルエンザが多い。
少ないが、インフルエンザと新型コロナの同時感染もある。
そして、この8波さえ超えたら、4月から新型コロナウイルスは5類になりそう。
N95マスク、帽子、フェイスシールド、ガウン、手袋の装着を繰り返すこともなくなるかな。
N95マスクは、お顔の肉がギューッとなる。
帽子とフェイスシールドで、前髪がペチャンコ。
発熱外来中も終わった後もひどい姿。
そんなこともあと少しかな。
Posted by さかざきひろみ at 20時21分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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