2023年02月11日(土)
コラボ [漢方薬]
2024年の東洋医学会総会は大阪で開催。
会頭は三谷ファミリークリニックの三谷和男先生。
まだ1年半ぐらいあるけれど、いろいろ準備が始まっている。
その中で、まり鍼灸院の中村真理先生と小児漢方と小児鍼灸のコラボのシンポジウムを企画。
先日、真理先生、COCO鍼灸院の西口陽子先生と会議。
仮題名を「小児の日常診療に東洋医学を!」または
「小児の日常診療に漢方&鍼灸を!」
内容や講師の先生などについて色々話し合う。
だけど、女子3人が集まると、つい脱線。
美味しいイタリアンを食べながらなので、まるで女子会。
西口先生とは初めてお会いしたけど、とても話しやすい。
もともと真理先生に体調不良を治してもらって、鍼灸の素晴らしさを実感。それから学校に通って、鍼灸師になられたとのこと。
しかもエステシャンでもあり、まさに女性の美の味方。
もちろん、小児針もされている。
素敵な先生方と、ご一緒させて頂いて、とても楽しみ。
今回の学会とは関係ないが、実は真理先生とは偶然にも雑誌でコラボ。
小児診療編で、漢方が私、鍼灸が真理先生。
ますます広がる東洋医学の輪!

Posted by さかざきひろみ at 20時23分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2023年02月09日(木)
ぎゅ-
娘は帰宅したとき、いつも孫っぴと
「お帰りのぎゅー」
「今日もいっぱい頑張ったでしょうのぎゅー」
「めちゃくちゃ可愛いのぎゅー」
「もう1回、お帰りのぎゅー」
「もう1回、今日もいっぱい頑張ったでしょうのぎゅー」
「もう1回、めちゃくちゃ可愛いでしょうのぎゅー」
たくさんたくさんのはぐをしている。
オキシトシンがいっぱい。
私も「婆もついでのぎゅー」と二人を後ろから抱きしめる。
今日は孫っぴの日
えんどうまめをむくのを手伝ってくれた。
お豆の大きさは色々。
小さいお豆さんをみて、「あっ、赤ちゃんもいる」
私が他のおかずを作っているあいだに、すべてむいてくれた。
ありがとう〜。
他にも、「ぱん泥棒」になりきって、おいかけっこ。
お庭で、いつもの「エンドレスよーいどん」
最後は、一緒に折り紙。
可愛いお雛様。
千代紙で作ったら、きっともっと可愛くできるかも。
Posted by さかざきひろみ at 20時27分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2023年02月07日(火)
6番十味敗毒湯 [漢方製剤]
じゅうみはいどくとうと読む。
10種類の構成生薬からなるので十味といい、皮膚の化膿の毒を敗退させるという意味で敗毒という。
なんか、いかにも効きそうなネーミング。
これは江戸時代に華岡青洲先生が考えたものを、後に浅田宗伯先生がアレンジしてできたもの。
日本人がつくった日本人向けのお薬。
桔梗、柴胡など有名なものも含まれるが、樸樕(ぼくそく)とか独活(どっかつ)とかは珍しい。
ちなみに、樸樕が入っているものは89治打撲一方。
独活は他にはない。
荊芥(けいがい)に、非常に強いアクアポリン 3 の発現亢進作用があって、肌にうるおいを与える。
荊芥+防風は発汗して体の表面の熱を追い出す。
柴胡はその下にこもった熱を下げるイメージ
化膿傾向のある湿疹に有効で皮膚科向けのお薬。
これも錠剤がある。
大きなお子さんたちは錠剤を希望されるので、ニキビによく処方している。
化膿といえば122排膿散乃湯もあるが、炎症がより強く、範囲が広く、浸出液が多いものには122番の方がよいと思う。また、122番は構成生薬が6個で少ないので、即効性もある。


あとメーカーで違いがある。
ツムラさんは樸樕だが、クラシエさんは代わりに桜皮(オウヒ)。
樸樕がクヌギの樹皮なのに対し、桜皮はヤマザクラの樹皮。
どちらも解毒作用に優れ、湿疹やじんましんの治療に使われる。
ただ、美容皮膚科の先生たちがこの桜皮に注目している。
桜皮はエストロゲン分泌作用があり、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸も増加させ、ニキビの発生やニキビ跡・毛穴の開きなどの悩みも改善するそう。
特に女性にニキビにとても有効とのこと。
そういえば、悩めるニキビに錠剤の十味敗毒湯を飲んでいる女子が多い。
Posted by さかざきひろみ at 17時46分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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