2023年08月01日(火)

熱中症予防にも [漢方薬]

標準予防もしたうえで、さらに漢方薬。

水のバランスをよくするP五苓散。
身体を冷やす㉞白虎加人参湯。
夏の疲れの予防に136清夏益気湯。

まずは、外出前に五苓散。
運動前にも運動中も五苓散。

屋外で激しい運動をする場合は、五苓散+白虎加人参湯。

夏バテで、食欲低下、倦怠感、下痢があるときに清夏益気湯。
たしか昨年は清夏益気湯が人気すぎて、品薄になったそう。

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五苓散は、身体の中の水の分布の調整をして、それを全身にめぐらせる。
白虎加人参湯は、身体の水分を増やして潤し、そして冷やす作用。朝鮮人参も含まれている。
どっちも錠剤があるし、粉薬も比較的飲みやすい。

白虎加人参湯を溶かして飲むと、のどのところがひやーっとする。

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清暑益気湯は、身体の水分を増やして潤し、胃腸機能も改善する。やはり朝鮮人参も入っている。しかも下痢に有効な黄柏(おうばく)が入っている。黄柏は実は正露丸や陀羅尼助にも含まれる。

補中益気湯と、6つの構成生薬が同じ。
違いは、麦門冬、五味子、黄柏の3つ。

アウトドア派で外で働くことが多い人の夏バテには清暑益気湯。インドア派で外にはあまりでないけれど、体調不良で疲れている人には補中益気湯かな。
ただ、清暑益気湯の方が味がまずい。
補中益気湯は錠剤もある。

Posted by さかざきひろみ at 20時04分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2023年07月30日(日)

かくれんぼ

週末は孫っぴが大阪へ。

お昼にお家に帰ると、「婆おかえり〜」。
NHKスタジオの写真をみせてくれた。

ちこちゃんと一緒。
さらに、ニュースを読む孫っぴ。

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お昼寝のあとは、お家でプール。
バタ足?とシャボン玉。

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炎天下でのボール遊び。
ちょっとくらくらするので、早めに室内へ。
お家の中では、りーちゃんに音楽を聞かせてあげていた。

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夜の花火。
彼曰く、「花火って楽しいね」
大きい花火は少し離れて。

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夜は、焼き肉でお肉をいっぱい。
私より、たくさん食べる。
大好きなオクラもたくさん食べたね。

2日間、いっぱい遊んだね。

でも一番はかくれんぼ。
いったい、何回隠れただろうか??

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「まずは、婆隠れて。爺と○○が探す」
「次は、爺が隠れて。婆と○○が探す」
「次は、○○が隠れるから、婆と爺が探して」
これがエンドレスに繰り返される。

朝早くから夜、寝る時まで〜。

隠れる場所が面白くて、つい笑ってしまう。

8月は色々予定があって、しばらく会えないね。
ちょっと寂しい。

Posted by さかざきひろみ at 19時16分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2023年07月29日(土)

いつの日かRSウイルスも

こんなに暑い中、インフルエンザAがまたまた増えてきた。
小学校で流行していたが、その弟さんや妹さんのいる保育園にも広がっている。

新型コロナは、ご両親がコロナでそこからうつったり、また夏祭り、USJなどにおでかけしてかかってしまったり。
これも増加傾向。

他にもアデノウイルスがとても多い。
高熱が5−6日続くので、大変だが、お子さんたちは熱にも負けず頑張っている。

さらに、まだRSウイルスや溶連菌も。
溶連菌は毎月かかってしまったり、抗生剤を飲み終えてすぐかかるお子さんもいる。

やはり、この中では、お子さんにとってはRSウイルスが一番、しんどそう。今週も生後1カ月の赤ちゃんは入院となった。

RSウイルスは、有効な薬がなく対症療法だけとなる。
日本では1歳以下の乳幼児が年12〜14万人が罹患して、そのうちの4人に1人は入院が必要になる。

アメリカでは60歳以上の方に対して、最初にGSK社のRSウイルスワクチンが承認された。
また、60歳以上と6カ月未満の乳児に対してのワクチンも承認され、様々なメーカーが承認申請中。

ただ、RSウイルスが重症化するのは、新生児。
免疫系が未熟なので、ワクチンの効果は期待できない。

そのため、妊娠24〜36週の妊婦に1回注射し、抗体を母体から胎児に渡すことで予防するという方法も申請中。

あともうひとつ。
ワクチンではなく、RSウイルスに対するモノクローナル抗体の薬。
現在、日本では、シナジスという注射を、重症化リスクのあるお子さんたちに接種している。ただ、有効期間が短いので、毎月接種しないといけない。

他に、現在モノクローナル抗体「ニルセビマブ」というものが承認申請中。
出生時または出生直後に接種すると、血液に直接RSウイルス抗体が送りこまれる。その結果、ウイルスを中和して増殖を防げる。しかも有効期間が長いので、1回接種だけでよい。

シナジス以外は、まだまだ日本では投与できない。
しかし、きっと近いうちに、日本でも承認され、いつの日かRSウイルスで重症化することがなくなる可能性がある。もしかして、10年後ぐらいには、RSウイルスは、過去の感染症になるのかも。

Posted by さかざきひろみ at 19時07分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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