2022年04月07日(木)
キャッチアップ接種 [クリニック情報]
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)は小学校6年生から高校1年生の女子が定期接種となっている。
今回、積極的勧奨が中止になっていた期間に接種の機会をのがしてしまった方も4/1より公費でキャッチアップ接種ができるようになった。
実際には、その時期も接種される方もいらっしゃったが、自治体からの連絡もなく、正しい情報が行き渡らなかったために、接種できなかった方がとても多い。
その対象は、生年月日がH9/4/2-H18/4/1の女子。
期間は令和4年4月から、令和7年3月までの3年間あるが、この年齢の女子はできるだけ早く接種をお勧めしたい。
ワクチンは、感染リスクがないうちに接種して感染を予防するものなので、性交渉を経験する前にワクチンを接種して感染を予防したほうがよい。
もし、このまま接種の機会をのがしてしまったら、将来に子宮頸がんの患者さんがどんどん増えていく可能性が高い。
ウイルスに感染する人が増えると子宮頸がんになるリスクも高まる。
日本では1年間に10、000人の女性が子宮頸がんを発症し、1年間に約3000人もの女性が子宮頸がんで亡くなったている。20〜30歳代の女性で、子宮頸がんは罹患率・死亡率ともに増加している。
ぜひ、これを機にワクチンを接種について考えて頂き、子宮頚がんを予防する機会を逃さないように。
VPDの会の
「子宮頸がんとHPVワクチンに関するQ&A」もとてもわかりやすいので参考にしてね。
桜もあと少し。
Posted by さかざきひろみ at 19時01分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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