2022年04月24日(日)
こんな天候のときは [漢方薬]
今日は雨。
湿気も強くどんより。
そして少し気温も低い。
こんな日は身体に湿がたまり、水のバランスが崩れる。
いわゆる水毒体質の人の体調が悪くなる。
頭痛や倦怠感、「だるおも〜」
めまいやたちくらみ。
脳がいらない水ですこし浮腫んでしまう。
その脳のむくみをよくするのがP五苓散。
五苓散には水輸送チャネルであるアクアポリン(AQP)を介する働きがある。
脳にはAQP4が多く存在しているため、五苓散は脳浮腫を取ってくれる。脳外科領域では、脳浮腫や硬膜下血腫などにも使われている。
漢方薬は痛くなる少し前から内服することが必要。
めまいたちくらみもある場合は㊴苓桂朮甘湯もいい。
私はP五苓散と㊴苓桂朮甘湯を一緒に飲む。
これらは、毎日漢方ポーチに入れて持ち歩いている。
虚弱で、胃腸が弱い水毒体質のひとは、㊲半夏白朮天麻湯。
これは中に、人参と黄耆をふくみ、さらに六君子湯も含んでいる。疲れや胃もたれにもいい。
あと冷えがつよい水毒体質の人は㉚真武湯。
私は、ひどい下痢をしたときに内服。
西洋薬には、水毒体質をすっきりさせる薬はない。
天候が悪いときの頭痛には、鎮痛薬ではなかなか難しい。
今日みたいな日の体調不良には、ぜひ漢方薬を。
あと水毒体質の人は、冷たい飲み物やスイーツはできたら避けてね。
Posted by さかざきひろみ at 18時24分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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