2022年08月02日(火)
漢方薬も! [漢方薬]
ワクチンに関しては、様々な理由でよく出荷制限がかかる。
日本脳炎、インフルエンザ、MRワクチン、ムンプスワクチン。
最近ではB型肝炎ワクチンのビームゲンも。
その都度、予約状況と在庫状況を考えて管理するのが色々面倒だった。
そして、今回は漢方薬も!
出荷制限がかかったのは
109小柴胡湯加桔梗石膏と136清夏益気湯。
109小柴胡湯加桔梗石膏は、新型コロナの患者さんに多く処方されている。
咽頭痛に有効で、抗炎症作用もある。
私も漢方薬が飲める場合は、これを積極的に処方していた。
今回オミクロン株の大流行で、処方頻度が予想外に増えたのが原因。
私自身は、どちらかというと、予防的に飲むことが多い。
これが、なかったらかなり困る。
代用案としては、H小柴胡湯と桔梗石膏というのを2つ合わせることもできる。
136清夏益気湯は、夏バテ予防の薬。
㊶補中益気湯の夏バージョン。
身体を元気にして、潤して、また熱をさましてくれる。
猛暑で、その予防にこれも予想外に処方が増えたのが原因。
でもこれがなかったら、㊶補中益気湯でもいいかな。
身体を潤したいのなら、㊶補中益気湯+㉙麦門湯冬でもいいかも。
いま、メーカーは、必死になって増産されているとのこと。
出荷制限は9月の初めぐらいまでかな。
漢方薬もだんだんメジャーになってきた。
Posted by さかざきひろみ at 19時40分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 5 )
トラックバック
トラックバックURL
http://www.sakazakidsblog.com/tb.php?ID=3044
コメント
何度もご返信ありがとうございます!
色々教えて頂いて、本当にありがたいです!
同じ発熱でも症状によって違ったりするのですね。
分かりやすく書いて頂いて、勉強になりました。
ありがとうございました!
銀翹散はOTCのみで、医療機関では保険適応がなく処方できないのですが、とっても良い薬です。
寒気のある風邪の初期には、葛根湯や麻黄湯。
暑さが強い風邪の初期は銀翹散なのです。
葛根湯や麻黄湯は、身体の表面を温めて、病邪を追い出します。銀翹散は身体の表面を冷まして炎症を抑えます。
中に桔梗、連翹、薄荷、牛蒡子、金銀花など抗炎症作用のある生薬が含まれています。
さかざき先生、ご返信ありがとうございます!
色々教えて頂きありがとうございます。
コロナらしき症状が出た場合は、桔梗石膏と柴胡桂枝湯を飲みたいと思います。
そういえば、麻黄や柴胡でなく、コロナ初期に銀翹散がよいという考え方もあると、どこかのホームページで聞き(見?)かじりました。漢方にも色々な考え方があるのですね。素人の私には難しいですが、自分に合う漢方を見つけられたらいいなと思います。
ぷよははさん
こんにちわ。
柴胡桂枝湯でもよいと思います。
ある先生は、自分がコロナに罹患したときに、柴胡桂枝湯をのんで、のどの痛みがすーっと消えたとはなされてましたよ。柴胡と芍薬が含まれているので、メンタルにもよかったりします。柴胡桂枝湯は感染症予防にも効果を発揮します。感染症にもメンタルにも有効な素晴らしいお薬です。しかも味も飲みやすい。
こんにちは、ぷよははといいます。
漢方に興味があり、よくブログを読ませて頂いています。
小柴胡湯加桔梗石膏、もしもに備えて欲しかったのですが
無かったので、桔梗石膏を購入しました。
小柴胡湯も買おうと思うのですが、家に未使用の柴胡桂枝湯があり、これでも良いのかな?と思いました。桂皮(シナモン?)と芍薬が加わると、かなり効果が変わりますか?
ホームページで失礼かと思いましたが、もしお分かりでしたら教えて頂けると助かります。