2022年08月13日(土)
迎え火
今日からお盆。
今週は、発熱のお子さんたちが少し減ったように思う。
コロナもそろそろピークアウトしていくのかな。
学校がお休みなので、感染の広がりはましなのかも。
それでも、いきいきや学童、クラブの合宿などでうつってくる場合も多い。
新型コロナ以外の発熱は、
RSウイルス、手足口病、ウイルス性胃腸炎、夏風邪など。
夏なので、細菌性胃腸炎も。
絶対、お子さんに鶏のたたきなど食べさせないでね。
危険がいっぱい。
焼肉や鶏肉にはしっかり火をとおしてね。
今日は実家で迎え火。
父が帰ってくる。
3年前4月に入院して亡くなる11月まで一度も家に帰れなかった。
転院するときに、家の前を通ったけど、
「どこかわかる?」と聞いても無反応だった。
お家が大好きだった父。
しばし、母と一緒にお家でゆっくりしてね。
Posted by さかざきひろみ at 21時00分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2022年08月11日(木)
ドンピシャ [漢方薬]
6歳の男の子。
今まで朝までぐっすり寝ていて、おねしょもしなかった。
それが、小学校1年生になってから、急に、おねしょをするように。
それと同時に、夜に寝てから2〜3時間後に急に目が覚めて、パニックになって暴れまわっている。
本人は全く覚えていない。
昼間も多動になって、じっとできなくなったとのこと。
もともと、少食であまり食べないし、偏食もあるらしい。
お子さんは、夜間に熟睡できなくなると、昼間の集中力が欠けて多動傾向になる。
また睡眠の質が悪いと、抗利尿ホルモンがしっかりでなくなるため、すでになかったおねしょになったりする。
この子には、83抑肝散加陳皮半夏を夕方に飲むように処方。
すると、夜間少し起きるけど暴れなくなり、だんだん、夜もぐっすり眠れるようになって、夜尿症もなくなった。
抑肝散の肝というのは、西洋医学の肝臓とは違って、
感情のコントロール、精神安定、自律神経の調節を行うところ。
それが、高ぶっておこる精神症状や怒り、イライラを抑えるという意味で抑肝散という名前になっている。
抑肝散加陳皮半夏というのは、抑肝散タイプで、胃腸が弱い、虚弱体質の人に処方する。
この子は小食かつ偏食であったので、こちらを処方した。
このお子さんは、おそらく小学校入学で環境がかわり、緊張もしてストレスが強くなったのだろう。
その結果、東洋医学でいう肝が高ぶって、眠れない、イライラ、多動などの症状がでたと考える。
華奢で色白の少し虚弱タイプだったので、まさに抑肝散加陳皮半夏がドンピシャだった。
こんなことがあるから漢方薬はやめられない。
Posted by さかざきひろみ at 19時42分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2022年08月09日(火)
新作 [漢方薬]
新見正則のフローチャートシリーズ。
今回は、ともちゃんの本。
「フローチャート糖尿病漢方薬」
ともちゃんは、広島で「みなみ内科ライフケアクリニック」を開業されている田村朋子先生。
漢方jpつながりで、知り合って、大阪にも遊びにきてくださった。
めっちゃ可愛くて素敵な先生。
この本は、とっても面白い。
私が糖尿病患者さんを診ることはあまりない。
だけど、この本のなかで、子育てと糖尿病治療の共通点について書かれていた。
「褒めてのばして、やる気にさせて、目標にむかって頑張る姿によりそう」
ほんとにそのとおり。
面白かったフローチャートは、
ストレス食いをやめたい男性
ストレス食いをやめたい太め女性
ストレス食いをやめたい細め女性
疲れて甘いものがほしいときに
疲れたといって運動療法が続かない
歳をとったといって運動療法が続かない
どんな漢方がいいの?と興味がわきますよね。
そんな方は、ぜひとも本をご購入くださいね。
Posted by さかざきひろみ at 19時38分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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