2023年05月25日(木)
18番 桂枝加朮附湯 [漢方製剤]
けいしかじゅつぶとう。
虚弱な人の風邪の初期に使う㊺桂枝湯に蒼朮と附子が加わった処方。
効能効果は関節痛と神経痛。
附子というのは、トリカブトを減毒したもの。
生薬のなかで、一番体を温める作用がある。
さらに、強力な痛み止めの作用も。
したがって、冷えると関節が痛い。
冷え症があって、神経痛がある。
そんなイメージ。
ちなみに、関節の炎症がつよくて、局所に熱感がある場合は㉘越婢加朮湯。
通常の西洋薬の痛みどめは胃腸障害をおこすことがある。
しかし、漢方薬は、すでに胃腸機能を改善する生薬が入っていることが多い。
Q桂枝加朮附湯も㉘越婢加朮湯も、すでに大棗、生姜、甘草という胃腸機能改善作用のあるものが入っている。
色々な生薬の組み合わせで、効果を倍増、さらに副作用も軽減してくれる。これが漢方薬の利点。
Posted by さかざきひろみ at 19時12分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
トラックバック
トラックバックURL
http://www.sakazakidsblog.com/tb.php?ID=3236