2023年06月20日(火)
21番 小半夏加茯苓湯 [漢方製剤]
しょうはんげかぶくりょうとう
3つの生薬からできていてとてもシンプル。
しかも、どれも色々な処方に入っている有名なもの。
生薬の数が少ないほど即効性がある。
なんといっても、これはつわりの特効薬といわれている。
もちろん、つわり以外の悪心嘔吐にも有効で、
喉が渇くときは、P五苓散。
喉が渇かないときは、㉑小半夏茯苓湯。
私自身、胃腸炎で、吐き気と嘔吐がひどくて、のどの渇きが全くないときは、この㉑小半夏茯苓湯がよく効いた。
この薬に、厚朴と蘇葉を加えると有名なO半夏厚朴湯になる。
保険適応病名は以下のとおり
体力中等度の次の諸症:妊娠悪阻、その他の諸病の嘔吐(急性胃腸炎、湿性胸膜炎、水腫性脚気、蓄膿症)
漢方薬の保険適応病名は、昭和の初めに考えられたから、湿性胸膜炎とか、水腫性脚気とか、見たことがない病名も多い。
Posted by さかざきひろみ at 20時20分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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